山下光雄:数学ロングトレイル「大学への数学」に挑戦 関数編

作成日 : 2023-09-21
最終更新日:

概要

本書裏から引用する。

本書で関数と座標の関係をマスターすれば、次なる風景、微分積分からはじまる解析の世界が見えてきます。

感想

本書は、「大学への数学」に挑戦、 「大学への数学」に挑戦 ベクトル編につづく著書である。

関数のグラフ

p.97 の練習 4 は 関数 `y = x + sin x` のグラフを書け。という問題である。 p.97 のグラフをよく見てみると、 `x + sin x ` のグラフは、`x = pi` における傾きが負であるように見える。しかし実際は、`x = pi` における傾きは 0 である。本書の p.97 で、こんな問答がある。太郎というのは生徒である。

太郎 早く微分法・積分法を勉強したい……
先生 でもね,微分法を勉強すると,とかくそればかりに頼ってグラフを描こうとする。
そうしなくとも,グラフの概形は描くことができる。 ここでは,そういう文脈で話をしています。

概形だから、傾きを気にするのは野暮というものだろうか。

数式と図の記述

数式は MathJax で記述している。

書誌情報

書名 数学ロングトレイル「大学への数学」に挑戦 関数編
著者 山下光雄
発行日 2016 年 1 月 20 日(第1刷)
発行元 講談社
定価 940 円(本体)
サイズ 18cm 218ページ
ISBN 978-4-06-257946-9
その他 講談社ブルーバックス、草加市立図書館で借りて読む

まりんきょ学問所数学の部屋数学の本 > 山下光雄:数学ロングトレイル「大学への数学」に挑戦 関数編


MARUYAMA Satosi