はしがきから引用する:
(前略)そこで高校の数学程度を勉強した人にとってもすぐに役立つような, そして新しい時代のニーズに答えるような辞典が作れないだろうか,と考えて生まれたのがこの 「数学定理・公式小辞典」である。
本書で実数の集合を意味する R は、引用では `RR` に変えている。
現代解析学入門では、自身の名を付けるのにためらったのだろうが、 本書においては編者自身の名を付けた定理が pp.232-233 にかけて紹介されている:
◆高橋の最小値定理 `X` を完備距離空間とし,`f` を `X` から `RR` への下半連続で, 下に有界な関数とする.このとき
`underset(x in X)("inf") f(x) lt f(u)`となる `u in X` に対して,`u != v` かつ `f(v) + d(u, v) le f(u)` となる元 `v in X` が存在するなら`f(x_0) = underset(x in X)("inf") f(x)`となる `x_0 in X` が存在する.
このページの数式は ASCIIMathML 記法で MathJax により表示している。 また、 グラフはDEFGHI1977 氏によるSVGGraph(defghi1977.html.xdomain.jp) を用いている。以前はASCIIsvgを使って記述していたが、 MathJax による数式表示と相性がよくないため、 SVGGraph に変更した。
書 名 | 数学定理・公式小辞典 |
監修者 | 本間 龍雄 |
編 者 | 高橋 渉 |
著 者 | 本間龍雄・高橋渉・大場勇治郎・小林孝次郎・小宮英敏・根上生也・森村英典 |
発行日 | 平成4年 9 月 1 日 初版第1刷 |
発行元 | 聖文社 |
定 価 | (不明) |
サイズ | B6版 600 ページ |
ISBN | 4-7922-0023-7 |
その他 | 越谷市立図書館にて読む |
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