本分冊では、解析入門Ⅰの続きとして、 微分法の続き、積分法、無限級数、多変数の関数について述べる。
本書は「岩波講座 基礎数学」全 24 巻( 79 分冊) のうちの第 5 回配本のうちの 1 冊である。
私には難しい。p.158 で、次のように書かれている:
微分積分学では Riemann 積分法を扱うのが伝統であるが, この“解析入門”では有限個の点を除いて連続な関数の積分は広義積分として§4.3で扱い, 無数の不連続点をもつ関数の微分は Lebesgue 積分論に譲ることにした. Lebesgue 積分論が出現して Riemann 積分法は中間的なものになってしまったからである.
この文から読み取れることは、本書では Riemann 積分は扱わないということである。 ここを注意しないとあとで困ることがあるかもしれない。では、本書で扱うのはどんな積分か。 名前は書かれていない。
p.165 では、注意として不定積分の定義は確定していないようである.
とある。これは驚きだった。
なお、本書では、不定積分とはすなわち原始関数である
と定義している。
このページの数式は MathJax で記述している。
書 名 | 解析入門Ⅱ |
著 者 | 小平 邦彦 |
発行日 | 1976 年 10 月 4 日 |
発行元 | 岩波書店 |
定 価 | |
サイズ | A5版 129 ページ から 260 ページ |
ISBN | |
その他 | 岩波講座 基礎数学 草加市立図書館にて借りて読む |