emacs は少し使えたので、mule 固有の処理や、もっと使いやすい技を身につけようと思った。 この本は、薄いことが長所である。 しかし、もう私の頭はすでに固くなっていて、新しいことは何一つ覚えられないのだった。 ちなみに、この本は mule 2.0 に基づいている。 また、日本語変換は、ずっと Wnn を通してきたが、その後 SKK に移った。 今は Unix 上の日本語システムを使っていない状態である。
時代は移り、Mule は emacs に統合された (2016-07-24) 。
私は年寄りであるが、vi が使えない。emacs 派である。 そんなわけで、この本は大事にしていた。今は本棚の奥にある。 まだエディタを使う仕事をしている。だからまだこの本は使えると思う。 しかし、この本をもとにして自分でもっといい使い方をして作業を向上させよう、 という心がけがもう私の中になくなってしまった。
make はいわずもがな、rcs はバージョン管理システムの一つである。 この本で rcs を使いこなそうと思ったのだが、結局私が使えたのは ci と co だけだった。 あと ident も使えるようにしたかったが、プロジェクトチームの中で私しか rcs を使っていなかったので 無駄であった。
その後 rcs は cvs に進化し、さらに cvs は subversion へと変貌を遂げ、今となっては csv や subversion への対抗馬として git が出てきている。もうこうなると、おじさんにはついていけない (2016-07-24)。
かつて私がプロジェクトに携わっていた時、バージョン管理は大きな問題だった。 プロジェクト全体では独自(自作)の構成管理ツールを使っていたが、 競合が大きな問題だった。CVS は競合をうまく扱うことができるので期待しているが、 まだ実際には使っていない。使いたいなあ。
まりんきょ学問所 > コンピュータの部屋 > コンピュータの本 > 開発環境