![]() |
K2(8611m)
パキスタン
ABCよりK2西面
K2といえば、コンコルディアから眺める”あの三角錐”の姿が有名です。
僕にとっては、西面の”この眺め”の方がピンときます。
多くのトラブルを乗り越えて実現したK2。
批判も受けましたし、葛藤もありましたが、幸運にも頂上に登ることができ
多くのことを学んだ登山でした。
K2に本当の意味で自力で登った人は何人いることでしょう?
おそらく数人程度でしょう。
商業登山の影響か”やさしくなったと錯覚を起こしがちな”エベレストにもいえることです。
僕自身のことで言うと、97年のK2の経験をつんだ上で最高のトレーニングをして
再度この山に向かったとしても”良い登山”をすることは、難しいと思います。
ま、そんなことはどうでもよくて、
自分の置かれた環境で、等身大の登山ができれば、
生活ができれば、それは、幸せなことだと僕は思うのです。
2004.4.18記