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カトマンズからベースキャンプ その7 |
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フレンチパスを超えて 仕立隊員撮影
9月9日 BCへ 晴れ
今日はいよいよBCに入る日である。
順応活動で乾燥食というかあんまりいいものを食べていないから、
そろそろカトマンズで購入したおいしい肉やらなんやらが食べたい気分だったので心は踊る。
ヒドンバレーはいい天気。
昨日は先にBCに入ってプジャをすませてしまい、
おそらくかなり二日酔い?であろうと思われるサーダーのアンプーリが迎えにくる約束になっている。
朝、のんびりと準備をしつつ茶をのんで待っていると、プリがやってきた。
プリの案内のもと、いよいよBCへと出発だ。
広い谷をわたってまだ雪の残るフレンチパスに向かう。
フレンチパスにたつとまだモンスーンが完全にあけてはいないにもかかわらず、
天気が良かったため、ダウラギリが目の前に大きく見えた。
本当に運が良かった。最高の眺めだ。
こいつを登るのだ!と思うと身震いがする。
大きい。写真をとりまくってしまう。
そしてそこからBCに向かって谷に下りていくのだが、降りていくからますますダウラを見上げる形になり、
さらにダウラが大きく見えて最高のBC入りとなった。
ここはトレッキングとしてきて、この景色を眺めるだけでも価値のあるところだと思う。
4時間ほど歩いて過去のBC跡などを過ぎると、プジャの旗がたなびく氷河上のBCに到着した。
ずいぶん前に別れた気がするコックのダワとニマが出迎えてくれる。
早速台所テントに案内されて、お茶と昼ごはんをいただいた。
この日の昼ごはんは目玉焼きとスパゲッティ、デザートはフルーツの缶詰だ。
(この日の昼飯はあまりにもうまかったので、よく覚えている)
さあ、明日からいよいよ登山活動がはじまる。
大変そうだが、少なくともBCでは幸せな生活を送れそうだと一安心した。