あとがき



ダウラギリ登山から、もうすぐ3年です。

ちょうど1年目の秋に、群馬にお墓参りにいきました。

福本さんのお父さんに案内され、3人の実家にご挨拶し色々話ができたことは、
ダウラギリでの出来事を報告しなければならないという気持ちを持っていた私にとっても
良い機会だったと思っています。


3人の人柄、残された者の悲しみ・・・
多くのことを考えさせられました。

その後も何度か手紙のやり取りは続いています。

昨年には、
「軌跡 -白き峰 ダウラギリへ- 福本誠志追悼集」
をいただき、福本さんの生前の様子を垣間見ることができました。

今日、星野さんのお母さんより
「エチュード 聖地巡礼 星野龍史作品集」
が届きました。

星野さんの実家で見せていただいた絵には、
何かエネルギーとメッセージのようなものを感じたものです。

今さらながらに山行を共にしたかったなと思います。


ダウラのメンバーだった宮川さんは、今も登山に、フリークライミングに、トレッキングにと忙しい日々を送っています。
仕立くんも仕事に追われつつもフリークライミングには行っているようです。

皆それぞれの道を歩んでいますが、ダウラで共有した時間は、僕にとっても財産の1つです。

そして僕はといえば・・・自分自身のために、お腹についた贅肉を落とすことから始めようと思います。

秋晴れの群馬の山々にも行ってみたいですね。

2004年7月9日記