その日起こった重要（かもしれない）出来事をメモしておくコーナー

2002.4.

29 (Mon)

　サンデー・タイムズは、クローン羊「ドリー」を作った英国のイアン・ウィルムット博士がまとめた調査結果を、次のように伝えました。

　「すべてのクローン動物に、何らかの遺伝的な異常がある可能性が高い」

　今月初めにイタリアの医師が「妊娠に成功した」と発言し、物議をかもしたクローン人間についても、こう警告しているそうです。

　「遺伝的な異常が起きる危険性が非常に高く、作るべきでない」

　作るべきでない、みんなそう思っていると思うのですが、そうでない人間も存在してしまうのですね。

26 (Fri)

　ついに失業対策として釣り人が採用される！

　富山県氷見市は5月から、ブラックバスの釣り人を採用する、と発表しました。氷見市は国指定天然記念物の淡水魚イタセンパラの生息地。昨年9月、釣り上げたブラックバスの胃からイタセンパラが見つかり、このままでは近い将来絶滅するのでは、との危機感が出てきました。このため、ブラックバスが産卵期に入る5月から約2カ月間、市内の河川やため池で、バスを釣ってもらうことにしたそうです。財源は、失業者対策の緊急地域雇用創出特別交付金250万円が充てられる、とのこと。

　釣り好きにはバス釣りが楽しめ給料ももらえ、と一挙両得になりますが、市は「駆除目的で遊びではありません。釣り人はまじめで意欲のある人に限ります」と真剣。注目の採用する人数は数人程度だそう。釣り上げるだけでなく、産卵場所や生態を知るため、釣った場所、水温、性別、胃の内容物などのデータを集めなければいけません。これらを基に、本格的な駆除に向け、時期や方法など検討するそうです。

25 (Thu)

　今日は尾崎豊が死んで丸10年だそうですね。ちょっと長いのですが、朝日新聞の記事が良かったので、抜粋してみます。

　【 足立区千住河原町の小峰忠雄さん（62）宅は、「尾崎ハウス」と呼ばれる。玄関に近い6畳間の壁一面に、尾崎のポスターや絵が張られている。尾崎は92年4月25日、小峰さん宅わきで泥酔状態で倒れているのが見つかり、同日午後0時6分、肺水腫で亡くなった。家の前で泣いていたファンを小峰さんは家に上げるようになった。

　　「尾崎、ありがとう」と、思いをつづった大学ノートは約７０冊。最近ファンになった高校生も時折訪れる。 「覚せい剤で捕まった尾崎を好きと言えず、一人で来ていた。何万人も。でも最近は減った。みんな尾崎を卒業していったのかなあ」

　　尾崎の作品を研究する岡山県立大の児玉由美子助教授は、「尾崎が登場した80年代半ば、親は子に肩書を求め、子は自分のやりたいこととのギャップに苦しんだ」と時代背景の変化を指摘する。「今は、親も子を『キレられたら困る』と甘やかすし、互いに仮面をかぶる。だから本音で迫る尾崎をうっとうしいと感じるのかも知れない」

　　一方ここ数年、尾崎をモチーフにした映画「Love Song」が公開されたり、「以前から尾崎の　ファン」という歌手宇多田ヒカルさん（19）が全国ツアーで尾崎の代表曲「I Love You」を歌ったりと、人気は根強い。3月末には、尾崎のインタビュー集『再会−封印を解かれた10万字』が出版され、「尾崎は私の中にいつまでも生きている」（35歳の主婦）など、反響の手紙が70通ほど寄せられた。本をまとめた音楽評論家の渋谷陽一さん（50）は、「バイクを盗んだなど尾崎が歌ったトピックは、当時と今で時代のずれがある」と話しつつ、「『人の自立』や『孤独』という尾崎の歌のテーマそのものは普遍的で、風化することはないのではないか」と話した （以上、朝日新聞の記事） 】

　実は彼が生きていた頃、全く好きではなかったのです。が、死んでから、そんなに嫌うものではないんじゃないか、と思い始めました。

　彼の活動期と自分の10代がちょうど重なってしまうため、醒めて小生意気だった自分には、あのメッセージさえ嘘みたいに思えていたのです。

　でも20代になって改めて聴いてみた時、そうでもないな、と思いました。逆に、歌の歌詞には表れない部分で、実はすごくいい奴だったんじゃないか、誠実だったのではないか（すいません生意気な言い方で）と思いました。それに、僕が嫌いだったのは、本当は尾崎じゃなく尾崎ファンだったのです。

　多分そういう意味でも、彼はたくさん誤解を受けたのではないかと思います（自分の周りは当時アンチ尾崎ばかりだった）。でも、それは彼を素直に受け入れられなかった、また、受け入れてはいけなかった自分がいた、からだと思います。どうでもいい奴の方が、簡単に受け入れられたりするんですよね。だから、今になって好きとは言いませんが、出来ればこれからも彼の歌がどこかで流れていてほしい、と思います。

23 (Tue)

　とても悲しいニュースから。岐阜県のとある男性（29）から「給料など約26万円を奪われた」と届け出があり、警察は強盗容疑で捜査を始めたものの、説明に不自然な点が多く、目撃者もいなかったことから、更に追及してみると、男性が虚偽の届け出をしていたことが分ったのです。と、まあそれだけならただ単に迷惑な奴なのですが、問題はここから。「勤めていた焼き肉店をリストラされたものの家族に打ち明けられず、強盗に遭い給料を奪われたことにしようと思った」と供述したというのです、うーん。

　警察は、軽犯罪法違反の疑いで男性を書類送検する方針、だそう。この男性、妻と子どもの３人暮らし。勤めていた岐阜県大垣市内の焼き肉店を2月中旬リストラされ、妻に話せず、「給料はいつもらえるの」と言われていたそう（泣ける）。22日が焼き肉店の給料日だったため、帰宅途中に強盗の被害に遭ったと届け出てしまったらしいのです。

　しかし客観的に考えればすぐばれそうなもんだけど、きっとそんな状態ではなかったのだろうな。考えてみればほぼ同い年、あまり他人事とは思えません。（それにもしかしたら狂牛病の被害者かもしれないし、国の失策のせいで国家権力に捕まってしまうというのもねえ。でもまあ嘘で税金を使ってしまうのも問題か・・）

　イチロー、中田英寿、北野武、小田実、ドラえもん。皆さんこれが何だかお分かりですか。なんとこれ、英字週刊誌タイムが選んだ、「アジアのヒーローたち」の日本人。それも全部で25人（他にアフガニスタンのカルザイ議長やミャンマーのアウン・サン・スー・チーさんら）の内の5人です。

　 『記事では、「経済悪化に苦しむ日本人の精神的危機に、イチローと中田が答えを出した」と紹介。常に新しい挑戦を続ける2人を、「八方ふさがりで無気力になった日本人男性たちにとって、元気のもとだ」などと位置づけている（朝日新聞）』とのこと。

　いやそれはいいのですが、ドラえもん！ですよ、ドラえもん。これはそうとうきついシャレなのか、極度にとぼけてしまったのか、判断が難しいところです。

21 (Sun)

　小泉首相が突然に靖国神社へ参拝。当然強い反発あり。これまでそれなりに頑張っていると思っていましたが（と言っても、他がもっとひど過ぎるから、というすごく閉塞的なもの）、もういい加減にしてよ、という感じ。なるほど、「今の時代、優秀な人は誰も政治家を目指さない」という文を先日雑誌で読みましたが、全く魅力が感じられない世界であることは確かなようです。

20 (Sat)

　やっぱり殺人罪を視野に捜査を進めるみたいですね（昨日の「安楽死」の件）。病院側は平謝り。取りようによっては誠実な態度と取れるのでしょうが、今の段階では一番批判を浴びないやり方でもあります。まあ病院は「許容出来ない行為」と言っているのだから、当然のことなのでしょう。

　しかしこういう時こそ、病院や医師や医師会なりは、「安楽死」や「尊厳死」などに一歩踏み込んで発言し、論議されるようにしなければいけないのではないでしょうか。ここでまた先送りしたら、また同じような「死」が繰り返されていくだけだと思うのですが。

（いやもっと問題なのは、痛みを感じられないどうしようもない医者や偽ヒューマニズムがこれからもずっと残っていってしまうことだと思うのですけど・・）

19 (Fri)

　「川崎協同病院で98年11月、医師が気管支ぜんそくで意識不明になった患者に対し、筋弛緩剤を投与し安楽死させたことが、同病院の内部調査でわかった」とのこと。

　朝日新聞の記事によると、「（内部調査で分ったのは）気管支ぜんそくで同病院に通院中の患者が仕事帰りに発作を起こし、同病院に向かったが途中で心肺停止状態になった。いったん蘇生したものの意識不明の状態が続いた。入院15日目に医師が 『これ以上の延命措置は忍びない』 と酸素を送るチューブを抜いた。患者は呼吸困難に陥り、鎮静剤を投与したが回復しないため、筋弛緩剤を投与して数分後に死亡した」そうです。

　この件が明るみになったのは、昨年10月に内部告発があり、同病院管理部が調査していたから、というもの。同病院は、「患者に害をなしてはいけない、という医療倫理の原則に反した許されないものでもあり、安楽死としても許容できない行為」と判断したそうです。

　こういったことがあるたびいつも思うのですが、患者のことなどたいして思いもしない偽善者以下の最低医師どもは罪を問われず、少しでも痛みを思ってしまう医師が糾弾されるのは、まったくどういうことなんでしょう。医療倫理というなら（今回の川崎共同病院ということではなく、自分たちがまるで何者かでもあるかのように考えている医師どもすべてに対して）、お前らだけが命をどうにか出来るという発想自体がよっぽど間違ってるんだ、思い上がりも偽善者ぶりも何様のつもりなんだ、と強く思います。それ以下であっても、それ以上では決してありません。

（ニュースステーションを見ての続き）

　患者の痛みなり、家族の疲弊（延命処置って機械的に生きているだけ。病院に金と、家族に疲労を残すだけ。そんな絶望的な入院が続くと家族は本当に疲れきり、金も体力も尽き、今度はそちらが狂いかねない） を思い図る医師が、殺人呼ばわりされるのはまったくおかしいとしか思えない。番組はさすがに明言はしなかったけど、安楽死を犯罪まがいに言いすぎることの危惧を示していたように思う。今でもはっきり覚えているけど、東海大学病院で医師が殺人罪で有罪になった時の悔しかったこと。うちも意味のない延命処置を経験した後だった。いい子ちゃんがそんなに嬉しいか。僕はお前らが正しいとは絶対に思わない。そんなに正義ぶりたいのなら、「いい人」ばかりに囲まれていつまでも機械の中で生き続けろ。

　マイクロソフトは、Xboxの2002年度販売台数の見通しを、従来よりも3割程度も下方修正。これまで450万〜600万台としていたそうですが、350万〜400万台に引き下げました。「日・欧での販売が予想を下回っている」と説明したそうです。まあそんなものでしょう。

17 (Wed)

　フォルクスワーゲンが、0.99リットルの燃料で100キロメートル走行できるという、超低燃費車を公開しました。試作車はディーゼルエンジンを搭載した2人乗り、最高速度は120キロ。業界では3リットルで100キロ走る「3リッターカー」の開発競争が進んでいるそうですが、この試作車はこれを大きく上回る出来、「1リッターカー」の到来、といえそうです。

16 (Tue)

　今日の出来事。まずは、元ちとせのデビュー曲「ワダツミの木」が、22日付オリコンチャートでなんと1位になったとのニュース。やりました。 （女性アーティストのデビュー曲1位はKiroro以来4年ぶりだそう）

　次は芸能界での問題。覚せい剤がらみでモデルの早川咲に懲役2年、執行猶予3年の有罪判決が言い渡された、という話。経緯や顛末などはどうでもいいのですが、興味深いのは次の点。 「早川被告は『たくさんの人に迷惑をかけ、自分も仕事を失ったりしてとてもバカなことをしてしまった』と涙ながらに謝罪。現在、千葉市の実家で両親と暮らし、今後は芸能界の仕事にはつかず、地元で仕事を探すことも明かした」（以上サンスポの記事）。 ここで問題なのは、「芸能界＝東京」、「きれいな所＝地元」という図式。どうなんでしょうねえ。まあ自分も地方出身者なので、分らなくはないのですが。

　さて、コカ・コーラは北米で来月半ばからバニラ味を発売する、と発表しました。この「バニラ・コーク」は、飲料の色、ボトルや缶のデザイン、値段の面では通常のコークとほぼ同じだそうですが、「甘みを増し、若い世代を取り込める」と期待をかけられているそうです。しかも、85年に投入したチェリー味のパッケージ（チェリーコーク!?）を変えて、販売に力を入れる方針だそう。しかし、バニラ・コーク！ですよ。美味しいのかな。

　では最後。ハイテク情報調査会社のガートナー・ジャパンは、2001年度携帯電話販売数が、前年比マイナス2.4％だった、と発表しました。前年実績を下回ったのは、調査を始めた91年以降初めてだそうです。買い替え需要が頭打ちになり、「次世代型」にも消費者の反応は鈍いとのこと。でもこれ、十分予想されることではありますよね。今までの状態が異常だったということ。それはまるで、あのドコモ・ビルの異様さと同じ、日本の異型な文化と言えます。

14 (Sun)

　「トルシエ監督から“代表落ち”を示唆された神戸ＦＷ三浦知良は『（落選に）近いけど、おれは最後までやるだけ。（監督への質応で）学生が話題にしてくれるのはうれしいこと』と前向き。『自分として、やることは変わらない。１％でも可能性がある限りね』。あくまでもポジティブに挑戦し続ける」というのがサンスポの記事。

　まだ全く日本サッカーの人気がなかった頃、「ワールドカップに出るため」とブラジルの名門プロ・チームから日本に帰ってきたカズ。その後Jリーグが始まり、今に続くサッカー・ブームのまさに立役者だったカズ。その最初の挑戦は例の「ドーハの悲劇」（いやほんとにあの時は力が抜けた）で、次は日本がついに出場を果たしたものの、あの直前になっての代表落ち。そして今回。ことワールドカップに関してはまったく不運続きで、執念を燃やしてきただけに、その思いたるや想像に絶するものがあるかと思います。

　しかしそれに負けないのがカズなのです。あらゆる賞賛を浴びながら、一転、様々な辛酸を舐めてきた日本サッカー界のイノベイターは、これからも挑戦を続けるし、たとえ届かなかったとしても、彼の意思に到達する選手がいったいどれだけいるというのでしょう。

　六本木にある廃校でアート展開催、という記事があるので見てみると、「旧三河台中学校の校舎を利用した」とあるではありませんか。ここは以前勤めていた会社で、同じ部署の後輩が担当していたところ。廃校記念誌も作ったのです。記事によると廃校になったのは2年前とのこと。そうか、あれから2年経ったのか。

　ちなみにこのアート展「On Going」は、13日から17日まで。70年代生まれの約30人の若手アーティストたちの作品（彫刻、絵画、映像）が、廊下や教室に展示されているそうです。入場は無料で、開場時間は正午から午後９時まで。

13 (Sat)

　NASAは2004年に打ち上げるスペースシャトルに、小学校教諭バーバラ・モーガンさんを搭乗させ、国際宇宙ステーションへ派遣すると発表しました。ここで思い出すのは、あの86年のチャレンジャー爆発事故です。初の学校の先生の搭乗ということで大変注目されながら、悲劇が起こってしまいました。その時僕は中学3年生。チェルノブイリ事故があって、酸性雨が問題となっていた頃です。

　今回のバーバラさんは、あの事故で死亡したクリスタ・マコーリフさんとともに、宇宙からの授業を目指した仲間だそうです。事故でアメリカの宇宙開発は10年遅れたと言われましたが、それ以来ようやく、学校の先生の宇宙への派遣となります。

　バーバラさんは事故で教師派遣計画が中断したため、86年秋にアイダホ州に戻り、小学校で英語や算数、理科などを教える傍ら、NASAの教育部門でも仕事を続けていたそうです。98年に派遣計画が再開した時、改めて厳しい訓練を受けたとのこと。

　今回の件を、NASAのオキーフ長官はこう述べています。「NASAにはし残した任務がある。教育者を宇宙へ送り、若い人たちを刺激し、教えるという任務をやり遂げるべき時が来た」

12 (Fri)

　第18回の太宰治賞が決まりました。これは応募して選ばれる小説の新人賞で、64年に始まったそうです。同賞出身の作家というと、吉村昭、宮尾登美子、宮本輝（「泥の河」！すごい好き）などなど。

　中断されていたそうですが、99年太宰没後50年を機に、なんと彼が晩年を過ごした三鷹市が呼びかけ復活したそうです。今回の応募作は809点、小川内初枝さんの「緊縛」という作品が受賞しました。気になる賞金は100万円だそうです。

　（ちなみに村上龍・春樹、多和田葉子、高橋源一郎などそうそうたる面々を輩出した群像新人賞は50万円。ミステリーの登竜門・乱歩賞は1000万円。同じ新人賞でもこんなに違います。でもまあ、ほんとに欲しいのは、作家としてスタート地点にたてることですよね）

　大変！阪神がまた勝ってしまいました。ここまで10勝1敗、両リーグ通じて10勝一番乗り。ああもう、星野が決まった時は、良かった、これで駄目でも少しは夢を見させてくれるかも、とは思いましたが、まさかこれほどとは。いやもう、これだけで満足。優勝なんかしなくても（して欲しいけど）僕は認めるぞ。

11 (Thu)

　リンドバーグが8月のコンサートを最後に解散することに！うーん、結成は1988年ですか。「今すぐKiss Me」など懐かしいですね。渡瀬マキには想い出が（本人というか、似ていた人に・・）。解散後はメンバーそれぞれソロ活動をする予定だそうです。好きだったけど、でも、まだやってたんですね・・。

10 (Wed)

　日産が自社初の軽自動車となる「モコ」を発売することになりました。新しい顧客層の獲得が狙いだそうで、生産はスズキが担当します。でもこれは知らなかったのですが、軽自動車の販売は整備と販売を兼ねた「業販店」が主力とされるそうで、たとえばトヨタ直系のダイハツの場合、業販店が全国に4万店以上あり、地域密着型の営業が支えだそうです。このため日産の軽参入に対しては、各軽自動車メーカーは「当面、脅威ではない」とみているそうです。

　いずれにせよゴーン社長はすごいと思います。

　2002年の就職希望企業順位で、トヨタ自動車が初の1位に。2位はＪＴＢ、3位は博報堂だそうです。昨年首位のソニーは7位、4位だったＮＴＴドコモは22位に順位を下げました。「ＩＴ不況」だとのことですが、ＩＴって言葉だけ独り歩きして、それ以外に何かいいことしてくれたのでしょうか？

9 (Tue)

　あのリーバイ・ストラウスが大掛かりな工場の閉鎖と、従業員解雇の計画を発表しました。以下は朝日新聞の記事。「ゴールド・ラッシュ時代の創業から150年。米国の大衆ファッションを象徴してきたリーバイスも、輸入品との価格競争や、若者向けにターゲットを絞り込んだ競合ブランドの攻勢に直面。業績の低迷でリストラを迫られてきた」　「商品開発やマーケティング主体の企業への脱皮を印象付ける狙いもある。これで同社の米国工場はテキサス州の2工場のみとなり、製造の大半は外注となる（共同）」。

　貧乏学生だった自分でも、頑張ってリーバイスのジーンズを買ったものです。あの擦り切れたジーンズには、想い出がすり込まれています。

8 (Mon)

　加藤紘一氏が議員辞職。かつてはクリーンで売っていた人で、首相に最も近いとも言われていました。思い返せば、「加藤の乱」の失敗がすべてでした。あの時の期待の反動が、ここまで引きずり込んだと思われます。

　ところで、来年の4月7日はアトムの誕生日。アトムは何のために生まれてくるのでしょう。僕はアトムに会いたい。そして、たったひとりで、太陽になんて突っ込まなくていいんだよ、と言ってあげたい。

6 (Sat)

　今日は大変なニュースが。「クローン人間計画の推進者であるイタリア人医師セベリノ・アンティノリ氏はアブダビでの講演で、クローン技術による妊娠に成功し、現在８週間に達していると発表した（アラブ首長国連邦ガルフ・ニューズ紙の報道）。詳しい経過については全く不明。事実とすれば、史上初のクローン人間が年内にも誕生する可能性がある（朝日新聞）」

　ここで「神の領域に踏み込んで」と言うつもりはないのですが、それより、クローンの子は幸せになれるんでしょうか。そして、将来、もしクローンが一般化した場合、そうなれない（つまり優秀になれない、もしくは残された）人たちはどうなるんでしょう。勝手に創り出されたものの落とし前をつけなくてはならないのは、傲慢なその者自身ではなく、何も知らない子どもたちなのです。

5 (Fri)

　直径1.1キロの大きさの小惑星が、878年後に地球にぶつかる恐れがあることがNASAの研究者らの計算で明らかになりました。衝突すれば地球の気候を変えるほどの影響があるとのこと。ちなみに300分の1の確率で地球にぶつかるということですが、生きるか死ぬかの危険性を考えれば、大きな確率ですよね。

　奈良県明日香村の飛鳥京跡で、高血圧や脳卒中に効く漢方薬の処方を記した木簡が出土し、「国内最古の処方せん」と発表されました。7世紀後半当時、日本に最新の中国医薬学が伝わっていたことを示す貴重な資料だそうですよ。やはりいつの時代も病気は怖いです。

4 (Thu)

　2001年度の新車販売ランキングは、23万台でトヨタのカローラが2年連続で首位。さすがです。が、何種類かありますからね。2位はホンダのフィット（約16万台）、3位はトヨタのヴィッツ（13万台）。メーカー別では上位10車中トヨタが5車、ホンダが3車、日産が下位に2車とのこと。相変わらず2強時代ですな。でもマーチは売れてるらしいぞ。

　阪神64年振りに5連勝！もう止まりません。

2 (Tue)

　なんと我がタイガースが27年振りに開幕から3連勝だというではありませんか。おおおっ。いやもうここ何年もどうでもよくなっていて、レッズ（サッカー）さえ勝ってくれればいいや、という感じだったんですけどね。優勝なんて言わないから、頑張ってほしいものです。（でも優勝してほしいな。前回は中2の時ですよ）

1 (Mon)

　みずほ銀行がスタートしました。これまで富士銀行をメインにしてきたので、名前が変わらなくてよかったのですが、そうも言っていられなくなりました。振込みしようと午前中に行ったら、ＡＴＭが壊れたとのことで長蛇の列。全国で終日麻痺していたみたいです。波乱な（というかだめだめな）スタートです。

　注目の横浜市長選は31日に投開票され、無所属で新顔の中田宏氏（37）が当選しました。中田氏は政令指定都市の現職市長では最年少だそうです。鷺沼（川崎市）に住んでいた頃、朝、駅前に立ってスピーカー片手によく演説していた人です。その頃からたった一人で、話を聞こうともしない大勢の人たちに語りかけていました。