ニューズレター
バックナンバー


第114号(2002年6月)ヘッドライン

  • W. ハーシェルが使った「ランプ・マイクロメーター」と「照明円板マイクロメーター」(3)
     前々号と前号に続く、中崎昌雄さん(協会会員)の投稿です。

  • 100年前のハーシェル本
     今年(2002年)の1月、虎ノ門天文会館1周年のパーティーで披露された100年前のハーシェルの伝記を紹介しています。

  • アプトン聖ローレンス教会からのEメール
     英国スラウにあるハーシェルゆかりの教会の関係者から当ホームページにEメールをいただきました。同教会のホームページ(http://www.saint-laurence.org/)もご覧ください。

  • ホームページからのお知らせ
     当ホームページからのお知らせを協会ニューズレターに掲載しています。今号は、飯沢能布子さん(協会会員)の個展「星の七宝展」(7月8日〜14日)のご案内でした。

  • 「星の円蓋の旅へ」
     「今号の注目記事」で紹介しています。

  • カロライン8彗星の七宝作品(1)
     飯沢能布子さん(協会会員)の投稿です。協会と協会員の活動のページに収録しました。

  • ヒリアード博士ご夫妻との20年(2)
     第109号(2001年10月)に続く、木村精二さん(協会代表幹事)の連載です。

今号の注目記事

「星の円蓋の旅へ」

 3月21日付け英国バースのローカル紙「スター」の上記見出しの記事本文を少し紹介します。

 外からは普通の住宅に見えるニューキングストリート19番地の地下には、勇敢な訪問者を宇宙への旅に連れ出してくれる部屋がある。先週土曜日、「星の円蓋」がハーシェル博物館にオープンしたのだ。ウィリアム・ハーシェル協会会長のパトリック・ムーア卿はこう語る。「ハーシェル博物館は非常にユニークなものになりました。新設された星の円蓋のおかげで博物館は将来に向けて確実に前進するでしょう」。もともと博物館にあった円天井のひとつに作られた星の円蓋は、現代の技術でハーシェルの業績を21世紀の宇宙旅行や探検に結びつけている。

 英国ハーシェル協会役員マイケル・タブさんが制作したCD-ROM「7フィート望遠鏡レプリカの解説」から、一部を紹介します。

 ウィリアム・ハーシェル協会は、ニューキングストリートにある旧ハーシェル邸が取り壊されそうだというフィリパ・サベリー氏のテレビ報道が天文学者パトリック・ムーア氏の関心を引いて、1977年に設立された。協会が旧ハーシェル邸を博物館としてオープンするという目標に向けて活動しているうちに、本物のハーシェルの望遠鏡を展示品として借り出せる可能性はほとんどないことがわかってきた。そこで私は7フィート望遠鏡のレプリカを作ることならできるだろうと思いついた。ハーシェルと違って私は光学部品の製作経験がなかったので、この望遠鏡には2年のあいだ鏡がなかった。幸い、グリニッジ天文台に勤めるジョン・ウォール氏がガラスの主鏡を作ってくれた。

ニューズレターのトップにもどる

日本ハーシェル協会ホームページ