「6月の個展をご案内いたします。〔…〕春から夏にかけての星座作品を展示します。
いっかくじゅう座、うみへび座、おおぐま座、かに座、かみのけ座、からす座、
こいぬ座、コップ座、しし座、とも座、ふたご座、ほ座、ポンプ座、
やまねこ座、らしんばん座、りゅうこつ座、ろくぶんぎ座、とびうお座 などです。
北海道の6月、最も良い季節ですのでぜひいらしてください。
全天88星座を完成させた後、現在のテーマは、現行星座と「アイヌの星」の双方を組み合わせた制作です。有名なアイヌの叙事詩“ユーカラ”に星々の物語があり興味深いテーマです。「アイヌの星」の作品は、9月に「さいとうギャラリー」(札幌市)の個展でご覧いただこうと思います。
先ずはご案内まで。
七宝アトリエN 飯沢能布子」

ろくぶんぎ座、うみへび座
有線七宝 径22cm
(クリックで拡大します。)
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(ろくぶんぎ座、うみへび座 作者による作品解説)
春の星座です。六分儀は航海用具の一つで天体観測機械です。ドイツの天文学者ヘベリウス(1611−86)が愛用した記念の品といいます。又、ギリシャ神話のムサイ(英語のミューズ)の1人で、天文を司る女神ウラニアの使う六分儀とされています。
六分儀座は獅子座のすぐ下(南)にあり、長い面積の海蛇座との間にある目立つ星がなく小さな星座ですが、作品では星座の設定者ヘベリウスが愛用した記念のものなので、唐草もようの透かしがあるモデルを銀線で丹念に表わしました。六分儀座のすぐ上の獅子座の放射点で、01年11月に発生した歴史的な大流星群で、流れ星が飛ぶのを長沼アトリエで体験した様子を取り込んでいます。《01年9月〜02年2月の作》
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