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Lesson4 楽器を弾く目的


どうせ、始めるからには、
確固たる目的を持って始めた方がいいと思う。

「アマチュアオーケストラに入って演奏会に出る」とか、
あまり簡単な目標だと、
すぐに達成してしまって飽きてしまうかもしれないし、
かといって、
「CDデビューしたい。」などと、
あまり無理難題を課してしまっては、挫折するのが明白だ。

目標設定は、適度な難易度で設定するのが王道である。

「落とせそうで落とせない、だからこそつぎ込む。」キャバ嬢と相通じるものがある。(しょーすけ談)

おれにも、明確な目的がある。

それは、
「オンナにモテたい。」
(無理難題?)

この適度な実現不可能さが、
飽きっぽいおれの長続きしている原動力になっているのは、間違いない。

とにかく、あまりファッション的な理由だけで始めてしまうと、
長続きしないよっていうことだ。(「オンナにモテたい」発言と大いに矛盾)

先に始めた者として、
楽器をやっていてよかったと思うことを少し書いておこう。

1・知り合いが増えた。

まあ、一人でチェロ弾いてても増えるわけがないので、
あくまで演奏団体に所属するという条件付きではあるが、
チェロをやっていなかったら、絶対、こいつとは一生口きくことなかったろうなっていう人が、
ずいぶんいるもんです。

2・適度な有酸素運動によって身体が健康に

ちょっと眉唾物だが、ほとんど運動しないおれにとって、
唯一、積極的に身体を動かすことである。
夏場なんか超汗ダクで楽器弾いてます。(部屋にエアコンない人)
健康になれてるかどうかは不確かな情報。

3・やればできることがある程度実証された。

わりと子供の頃から自信過剰ギミで、
「何でもできる」と思い込んでるクセに、
実際、何もしない子で,
つまりは何もできないダメッ子だったわけですが、
楽器始めてから少し変わりました。
根拠のない自信から、
中途半端に根拠のあるタチの悪い自信に、
といったところでしょうか。

結局、楽器を演奏するということは、
突き詰めれば自己表現ということばに集約されるわけ。

一つのメロディーだけでも、
弓の使い方から、指使い、細かいところでの間というものは、
絶対に個人差が出るわけで、
それが自分なんだというわけで。

友達の楽器を借りて弾いても、
その友達の音は絶対に出せないし。

そんなわけで、チェロを弾くということは、
自分が自分であるという証明の一つなわけで。

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