さて、いとしの三毛子ちゃんがうちに来るとなるとまず考えなくちゃいけないのは名前です。
名前は大事です。
日本の苗字ランキングでは常に一位を争う姓を持ち、しかも何かに呪われたかのように世界一有名な(と思われる)日本の女性名を併せ持ってしまったワタシがいうんだから間違いありません。
考えてもみてください。
「鈴木一郎」とか、「山田太郎」という名の偉人がいますか??(ドカベンはマンガだし、山田花子は偉人じゃないのでこの際おいといて)
名は体を表すのです。
少女マンガみたいな行き過ぎの名前とか、いくら変わってるといっても「権田原花子」なんてのももちょっとアレですが、とにかく適度に独自性のある名前というのは非常に大事だと思います。(全国の権田原さんごめんなさい)
で、「スオミ」という名前ですが。
実はこれ、即決でした。一瞬も迷ってません。
「名前、なんにしようか」
「ノルウェーの猫だから・・・」
「スオミ?」
てな具合に、ダンナとてけてけ歩きながら路上で一発決定でした。口に出して言ったのはダンナでしたが、私も心の中で「スオミがいいな♪」と思っていたのです。
スオミ、という言葉がポピュラーなのかどうかはよくわかりませんが、これは実はフィンランド語で「フィンランド」を意味します。日本という国のことを英語では「JAPAN」というけど、日本語では「ニッポン」というのと同じようなことですね。オリンピックなんか見てると、フィンランドの選手の胸には「SUOMI」と書いてあるはずです。
では問題: なぜノルウェージャンの名前にフィンランドか?
答え: 同じ北欧だから。(爆)
こじつけですねー。でも、私もダンナも「スオミ」という言葉の響きが大好きだったのです。
シベリウスの「フィンランディア」ってご存知ですか。
その曲の真ん中の美しいメロディに歌詞がついていて、「フィンランディア賛歌」としてフィンランドでは第二の国歌のように愛されているそうですが、私の中学時代の音楽の教科書にそれが載っていました。
和訳された歌詞の中に「スオミよー、平和の郷♪」というのがあって、
「スオミってなんだろう?なんか印象的な響きだなぁ」
とすごく心に残っていました。だいぶあとになって、それが「フィンランド」を意味していたと知ったのですが、うちのダンナに至ってはなんと原語でフィンランディアを歌わされたそうです。謎の中学教育です。
フィンランド語の「フィンランディア賛歌」の冒頭は、「Oi,
Suomi...」と始まるのだそうです。「おおスオミよ」という意味らしいです。
ね、なんだかわからないけど印象的でしょ?
さらにこじつけると、フィンランドという国は「森と湖の国」と呼ばれてますよね。だから多分「スオミ」という言葉の意味は「森と湖の国」なんじゃないかと思ったのです。ノルウェーの森の猫ですから、それだったら意味が通らないこともないでしょ?
ところが!
あとから色々調べて判明したのですが、「スオミ」は「湖の国」という意味でした。がちょーん。
森はどこへいった?
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