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  1.おうちの不思議

    北海道は寒くて雪もばんばん降るので、住居のつくりが当然関東とは違います。

     ・アパートとかマンションの外廊下が、屋内になっている。*2/17・追記あり。
     ・玄関に温室みたいなガラスカバーがついている。
     ・ベランダが少ないような気がする。
     ・部屋は「西向き」が好条件となっている。*2/17・追記あり。

  2.夏場の不思議(2/17 Up!)

    北海道といえども夏はそれなりに暑い日もあります。しかし、我々とはどうも感性が違うようです。

        番外・やっぱりヘンだよ北海道(ある日のだいありーに飛びます)

     ・「東京より暑いですね」というとうれしそう。
     ・かんかん照りなのに日陰に入らない。
     ・くそ暑いのに芝生で日光浴している。

 3と4もみる。(12/3 New!)

      ・アパートとかマンションの外廊下が、屋内になっている。         

 最初に札幌に来て、どこを借りるか物色したときにびっくりしたんですが、関東地方のマンションだといわゆる「共用廊下」はベランダと同じようなつくりの「上半分オープン」になってますよね。
 全部じゃないかもしれないけど、北海道の共用廊下は、ちょうど学校の廊下みたいにちゃんと壁と窓がある「屋内」になってるのが多いみたいなんですよ。やっぱり寒さ対策でしょうね。

 一度これで「やばかったけど助かった」ことがあります。

 前のマンションは近くに国道もあったので、扉を開けると「雑踏の音」が飛びこんできて、いかにも「外!」っていう感じがしたせいか、スオミも絶対出ようとしませんでした。ところが札幌の家は、扉を開けても「まだ室内」という感じになるので「おうちの続きなの?」と勘違いしたみたいなんです。

 それで、ある日ダンナが帰ってきて扉を開けた一瞬に「たたーっ!」と廊下へ走り出てしまったんですねー。 夏だったので近所には扉をうすく開けて風を抜いてる家が多かったうえに、ココはペット可マンション。 廊下にまろび出たすおちゃんは、たちまち「うわんウワンうわん!!」と凄まじい犬たちの吠え声の洗礼をあびたのです。

 もうパニクったパニクった!

 「すおーっ!」と呼んでるのにすごい早さで廊下の一番奥までだだだーっ、とダッシュしてまた犬に激しく吠えられ、さらにわけがわかんなくなってだだだーっ、と手前に戻ってきたところを必死でとっつかまえました。もうすおちゃんの目は、マンガによく出てくるみたいな「ぐるぐるうずまき」になってました(笑)。
 勘違いして飛び出しちゃったのは屋内廊下だったせいだと思うけど、つかまえられたのも屋内廊下だったおかげだと思う。ほんとに良かったです。

 余談ながら、ちょっと足が短いうえに毛がもこもこっとしたスオミさんの走る姿を見てダンナは失礼にも「・・・でぶ〜!」そして「短足〜!!」という感慨を抱き、この緊迫した瞬間に不謹慎にも「地面のすごい低いところを三毛柄のでかい物体が平行に転がっている」と笑いそうになったそうです。
 スオミはデブではありません。短足で毛がいっぱいあるからそう見えるだけだってば!ほら、さわってみろって〜。全部毛でしょ?!
 ・・・・でも、確かに短足です。しくしく・・・・

2月17日・追記
 読者投稿(?!)で、元北海道在住の内地の方より面白いネタをいただきましたので、そのまま載せちゃいます。

 
「屋内式外廊下」は雪対策です。おいらの住んでいたアパートは外廊下が屋外でした。一晩で80cm降った時にアパートのドアが開かなくなって大家さんに救助の電話をしてしまいました。(神奈川県・H.Nさん)

 だはははは!!・・・・いや、シツレイしました。人の不幸を笑ってはいけませんね。なるほど、そういうこともあるんだ。これはコワイですね。勉強になりますね。
 それで、無事助けてもらえたのでしょうか?ちょっぴり気になります。


      ・玄関に温室みたいなガラスカバーがついている。
                            


 一戸建ての場合、いわゆる北国仕様・・・というか雪対策として、家全体を路面よりも少し高いところに作って階段をつける、というつくりにしている家が多いです。さらに、その外階段から玄関ポーチにかけてをガラスの温室みたいな物体ですっぽり覆ってしまってる家がよく見かけられるんですねー。
 最初に見たときは一体ナニかと思いました(笑)。たぶん寒さ対策と雪対策の両方なんでしょうね。一戸建ては雪かきが大変らしいですから・・・

 実はうちの両親は、私が生まれる前にやはり転勤で青森県のものすごい豪雪地帯に2年ほど住んだそうです。そこでは雪が二階の高さくらいまで積もるので、毎朝玄関から外に出るために雪の階段を掘り込んでいたんだって。すごいですねー。札幌はそこまで降らないけどねぇ。まぁそれでも雪かきは大変だよねぇ。

 余談ながらその地の子供たちはスキーがちょううまかったとのこと。ちょうど傾斜の下に小学校があったから、もちろんストックなんか持たずに板のうしろに人をのっけて(自転車の二人乗りみたいに・・・)「しゃーっ」と滑って登校してるのをよく見たそうです。学校では「二人乗り」は禁止していたそうですが(笑)。それに、ごく幼児のうちからミカン箱みたいな台を置いて「ぴょーん」とジャンプの練習をしてるんだって!なるほど、アレはそうやってはじめるんですね。学校の校庭にも10メートル級とか?の小さいジャンプ台があって、ジャンプ大会なんかもやったりしてたそうです。すごいねー。船木とか原田とかはそういう環境で育つんだろうなぁ。うんうん。

 ・・・話が完全にそれてますね。(笑)


      ・ベランダが少ないような気がする。


 関東の建物だと「ニ面ベランダ」とか「三面ベランダ」っていうのは開口部が広くて風通しもよく気持ちがいい!・・ってことでアドバンテージになりますよね。ところがこちらでは、あえてベランダをあまりたくさんつけない設計にしていることが多いみたいに見えます。
 まあ考えればわかることで、北海道では快適な夏の気候よりも厳しくて長い冬のほうにあわせて家をつくってるわけだから、開口部が広いってのは当然暖房効率なんかも悪いわけであまり喜ばれないのですね。
 同じ理由で角部屋もあまり喜ばれません。窓が多いとそれだけ冷えるから、らしいです。ははぁ・・・・
 窓のサイズそのものもちょっとひかえめにしてあるみたい。とことん「寒さ」のことだけを考えて作られてるかんじです。生活の知恵ってやつですねー。

 でもね。それでも角部屋を選んでしまった我が家が実際冬を迎えて、連日気温がマイナス!・・という日々を体験して思うんですが、これだけ暖房が強かったら別に全然寒くはないよ。暖房代がちょっと余分にかかってるのかもしれないけど・・・・

 関東から来る方は家選びのご参考にしてください(笑)。


      ・部屋は「西向き」が好条件となっている。


 本州では一般的に「南向き」ってのが不動産の殺し文句ですよね。次に良いとされるのはやっぱり「東向き」でしょうか。
 しかし、北海道では「南向き」と並んで、もしくはそれ以上に「西向き」が喜ばれるのです。試しにちょっとwebの住宅情報なんかの北海道版でも見れば、物件説明にやたらと「西向き」「西向き」って書いてあるのですぐ気がつきます。
 これもベランダや窓の件と同様ちょっと考えればわかるんですが、少しでも日照時間が長いほうがいいわけですね。まるで短い夏にあわてて日光浴をするヨーロッパの人みたいです。
 うちも「南西向き」なのですが、確かに気温が零下になった最近でさえも天気の良い日なら窓辺は日光だけでポカポカになります。猫も喜んで寝ています(笑)。

 ひとり暮らしをはじめたとき深く考えずに南向きの部屋を借りたら、風は通るしフトンは干せるし、冬でも部屋はポカポカだし、ものすごく快適だったことを思い出します。それ以来ワタシは「南向きの物件以外は住めん!!」という南向きマニアになったことはいうまでもありませんが、ここ北海道ではそれが「西向き」なわけですね。

 そうそう。たとえ本州でも、早起きして活動できない人に「東向き」は意味ないです(笑)。ワタシにはぜんぜん向きません・・・


2月17日・追記
 旭川在住の方からご指摘があり、「札幌は碁盤のマス目状に街が出来ているけれど、実は微妙にマス目が傾いているのでいきおい西向き・南西向きが増えるんだと思う。やっぱり南向きが一番のはずですよ」・・・とのこと。
 なるほど、いわれてみるとマス目は傾いています。そういう事情もあるのですね。
 ただ、いろんな広告を見ているとやっぱり「東向き」でなくて「西向き」が特記されているのは事実です。
 まぁ、セカンドベストってことなんでしょうね。


      ・「東京より暑いですね」というとうれしそう。


 これはまじで不思議なことです。
 北海道に住むためにワタシが初めて札幌の町に家を探しに来たときは確か5月でした。まだ爽やかな季節のはずですが、たまたまその日の札幌はとても暑かったのです。
 なんだよ〜、北海道は涼しいんじゃないの?サギじゃん!・・と思ったワタシでしたが、物件の見学に車でつきあってくれた不動産会社のお姉さんに「きょうは暑いですねぇ」とグチのつもりで振ってみると、「そうですねぇ、暑いですねぇ♪」(←語尾がうれしそう)とにこにこしているではありませんか。
 ワタシは「????」となりましたが、続けて「東京よりずっと暑いですよ〜」とたたみかけると、おねえさんはそりゃあ嬉しそうに「そうなんですか!」(←声が弾んでいる)とさらににこにこするではないですか。
 ワタシとしては「暑いですね、イヤですね」という共感を求めていましたので、この反応はまったく予想を越えたものでした。
 仕事のため先行して札幌に移住していたダンナに後で聞くと、「こっちの人はみんな暑いと喜ぶ」というのです。「東京より暑いなんていったら、大喜びしちゃう」んだって。
 なんで??????
 寒いのがイヤなのはわかります。それは誰だってそうですから。
 でも通常、暑いのもイヤなはずです。なのに北海道人は「暑い」というのを非常に喜び、ありがたがる傾向にあるようです。
 この点だけはいまだに理解を超えています。いったいどうなっているんでしょう・・

 さらにダンナの証言によれば、逆に「ちょっとでも『寒い』とか『涼しい』とかいうのを極端に嫌がる」そうで、絶対必要なさそうな真夏の暑い日でも「夕方になると涼しくなるかもしれないから・・」といって上着を持って歩くのが北海道人だそうです。


      ・かんかん照りなのに日陰に入らない。


 あとはもう全部上記の件のバリエーションになってしまうのですが。
 まだこちらに来てまもなくのある夏の日、ワタシは大通りで信号待ちをしていました。
 日差しはかなりきつく、「北海道っていってもけっこう暑いよなぁ」と思いつつワタシはビルがつくる日陰に入って信号が変わるのを待っていました。
 しかし!ワタシは不意に強烈な違和感を感じました。(おおげさだって・・・)
 ふと気づくと、なぜか誰も日陰に入っていないのです。アスファルトにきつい日差しが照りつける中、汗をかきかき、わざわざ日なたで信号待ちをしている。関東だったらこんなことないですよね。手近なところに日陰があったら、反射行動としてとりあえずその下に入って待つはずです。
 暑くないのか?!っていうか、絶対暑いはずです。ということは答えはひとつ、彼らは暑さを楽しんでいるのです!!!
 なんとおそろしい人たちでしょう。この人たちとワタシは絶対わかりあえません。エイリアンです。異文化体験です!!(だから、おおげさだって・・・・)
 ホントに暑いのが好きなんですね。うーん。ワタシは何年住んでも真の北海道人にはなれそうもありません・・・・


      ・くそ暑いのに芝生で日光浴している。


 このへんまでくるともう余計なお世話なのかもしれませんが、見ていてとっても不思議だったので書いておきます。
 かの有名な大通り公園には、たくさん芝生スペースがあります。
 観光客もやってきて写真を撮ったりしている人気スポットなのですが、暑い夏の日にそこを通りかかるといつも大勢の人たちが芝生に座って汗をかきながら日光浴をしているのです。
 その姿はまさにヨーロッパの人々が短い夏を楽しむかのよう。ポエムですね。
 しかしっ!!彼らはタダの黄色人種で、そんなにきばって日光を浴びなくちゃいけないようには全く見えません。それなのに、真夏日でもそういうわけのわからん行動をとっているのです。
 めちゃくちゃヘンです。
 思わず、オマエら北欧かどっかの白人か?!と突っ込みたくなります。

 あれはぜったい意味不明だと思うんだけど、やっぱり大きなお世話なんでしょうねぇ・・・



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