喫茶店が好きなんです。
この前ふと気付いたのですが、
どこに行っても、喫茶店に入りたいし、あったら時間がある限り入ります。
それはこだわりの珈琲を出すようなところでもいいし、
チェーン店の、さっと飲んだり食べたりするようなところでもいいし、
もしかすると、公園のベンチで缶ジュースを飲むのでもいいかもしれない。
喫茶店って、無くても済むものだけど、あるとちょっとゆったりするというか、得した気分。
チェーン店の喫茶店はゆったりなんかしてない、せせっこましいよ?
って思う人もいるかもしれない。
でも、そういうことじゃなくて。
"食べる" "買う" "休む"という「必要不可欠な」行動だけではない、
「余分」な何かが喫茶店にはある。そう思うんです。
お昼にはお腹が空くからご飯を食べる。
歩いたら疲れるから休む。
生活をしていると物が必要だから買い物をする。
・・・でもそれを済ませているだけでは、つまらない。
「余分」な時間や空間もたまには必要ですよね。
「ゆとり」って言い換えることも出来る。
気分転換で喫茶店に入る人、仕事の時間つぶしにコーヒーを飲む人、
買い物に疲れて休む人、おしゃべりをする人、コーヒーが好きな人、紅茶が好きな人・・・。
わたしはどれでもないのかもしれない。
確かに私は紅茶が好きですし、おいしい紅茶が飲めるに越したことはないんです。
友達もいて、しゃべったりするのはもちろん楽しいんです。
でも、紅茶がおいしくなくても、おいしいケーキが無くても、一人でも、
全然かまわないんです。
ただ、「必要にせまられていない」時間と空間がほしいんです。
必要にせまられてないっていうのが家にいて暇、っていうのじゃダメ・・・。
街にいて、街や人は動いているのに、それを止まって見ている。
もしくはやらないといけない、行くところ事があるのに、のん気にお茶を飲んでる。
っていうシチュエーションじゃないと。
なんてわがままで贅沢!
でもその贅沢って、400円とか180円とかっていう値段で買える贅沢。
時間と空間を買う贅沢とでも言うんでしょうか。
人から見たら、贅沢ともいえないかもしれない。
でもわたしは、物をもらうより、そういう時間をもらった方が、ずーっと、うれしいのです。
書いてること、当たり前すぎたかな?
でも喫茶店が好き。
なのに・・・そういえばしばらく喫茶店に行っていません。
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