今日ふと、思ったのですが、「自分の街」って、ありますよね。
それはいくつかあって、”住んでいる街”であったり、
”勤めている会社のある街”であったり、
”よく遊びに行く街”であったりしますが、
とりあえず、今回はわたしが今、住んでいる街について。
「知らない街」が、「知っている街」になり、
やがて、それが「自分の街」に変化していくんですね。
今まではそんなことを考えることもなく、
住んでいる街=「自分の街」、だったんです。
でも、今年の1月に引っ越して、物心ついたときには、すでに住んでいた街から、
ほっとんど未知の、知らない街に住み始めました。
今住んでいる街は、以前は”通りすがる町”でしかなく、
何があるのか、どういう街なのか、まったく知りませんでした。
住み始めた当初は、知っているお店もないし、
どうも「他人の街」に住んでいる感じがして、居心地が悪かったものです。
それまで住んでいた実家のある街に帰ると、
「あ〜、帰ってきた〜」と楽な気分でした。
ところが最近どうも、今住んでいる街を、「自分の街」だと、感じ始めたようなのです。
引っ越した当初は、買い物に行くなど、
外に行くとどうも、落ち着かなかったのですが。
近頃外に行っても、勝手が分かってきたので緊張することもなく、
・・・普通はしないのかな?何しろ私はPDなので、知らないところでは緊張しがちです・・・
自分のペースで歩くことができるようになりました。
「自分のペースで歩く」
これって、できるようでなかなかできないです。
たとえば、東京の人通りの多い、しかも知らない街を歩くと、
知らす知らず、いつもとは歩くペースが違ってきます。
周りの人に合わせて、速く歩いたりしている。
悪いことではないです。でも、
知っている街だと、人に関係なく、「自分のペースで」歩けます。
急いでいるときは、人を追い越して速く、
急いでいないときは、ゆっくりぶらぶらと。
そうすると自然と、始めは見えていなかったものが、見えるようになってきます。
たとえば、抜け道とか、小さいお店とか、近所の子供の顔とか。
そんなことが続くと、だんだん、この町に慣れてきてきたんだな〜、と。
と同時に、住んでいる家が、借り物であっても、
「自分の家だなあ」と。
落ち着く。
また引っ越したら、また一からやり直しでしょうけど、
そんなこんなもまた、たのし、です。
でもこれで、「自分の街」がまたひとつ増えました。
いくつめかな?
あといくつ、増えるんだろう?
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