続: ノミ(蚤)と戦う  

1999年夏。とんでもない恐ろしい事態に。。
ノミとはこんなにもシブトイものなのか・・・・・・


発生!!

横須賀市に転居した1999年春、福島県より来た犬2頭が我が家の仲間になりました。 我が家は裏に山林を抱えているので、土地を利用して2頭一緒に入れる大きな犬小屋を作りました。 初夏の頃の出来事です。その小屋の周りの草むしりをしていたときのことです。 なにやら足がこそばゆい。蚊にでも食われたかと思って足元をみると、 なんとノミが・・・ 足首に食いついている!  暗い過去が蘇りました。 ひっひっえーっ! あわてて家に逃げ込みました。いったいどうして庭にノミが・・・ 我が家の動物はしろねこ「メイ」とその子の「らんま」。福島から来た老猫の「まり」という猫3頭がいました。。 そして犬が2頭。合計5頭もの動物がいるのです。その5頭をくまなく調べました。 いる!いる!・・・ 猫にも犬にも。無数のノミが付着しているのです。 どうも最近、犬達が体を掻くなぁと呑気に思っていたのでしたが、状況は大変な事になっていました。 最悪! まさに最悪!  犬はまたたく間に掻きむしった場所が皮膚炎となり、毛が抜けてし まいました。ノミとりシャンプーで軽く洗うとなんと20から30匹のノミが水に浮いている。 猫達も同様で、もう手がつけられないという状況でした。 悲惨なのは人間も同じ。庭に出れば、ズボンの裾にノミが大量に付着し、ズボンの中に入り込んだ ノミが家の中に放たれて、ついに家の中もノミだらけになってしまいました。 その痒いのといったら・・うわぁ。思い出しても痒いいーっ 家族でノミに刺されていない者がいませんでした。みんな、特に足が無数の赤い点だらけ。 女性はストッキングがはけないほどでした。こんな痒みに犬と猫が耐えているとおもうとかわいそうで しかたありませんでした。

作戦1 ノミとり櫛 (くし)

これはさすがに役に立たないな。やる前にあきらめました。

作戦2 ノミとりシャンプー 

5匹の洗濯だぁ!週末は犬猫洗いに・・・ 猫はにゃーにゃー大騒ぎで逃げ回るし、犬はしっぽを垂れてなにやら緊張感がハンパ無いが仕方ない。 しかし、洗っても洗ってもきりがない。人すらが庭を歩けばノミにたかられる状態ではなんの効果もないのだろう・・・・。

作戦3 電気ノミ取り機&大掃除 (ノミとりホイホイ!?)

これも焼け石に水・・・・・・・ここにもいるんだよっ「ホラッ」って。
ノミの存在を信じない家族への証拠固めにしかなりませんでした。そして  

作戦4 プログラム投与 (再び獣医さんに相談)

プログラムという薬。再び過去の効用を期待して獣医さんへ投与の相談に行きました。しかし・・・。 「ここまですごいと・・・もう手遅れです。」 とのつれない御回答。別の薬があります。と薦められたものがフロントラインでした。

作戦5 フロントライン (フィプロニル)

今回獣医さんに薦められたのが、 フロントライン 猫犬の首に垂らす薬品で。プログラムのように錠剤で投与するもの
ではない。これが 恐るべき!効果! だった。
使用してからまもなく、フェニルピラゾール系の殺虫成分フィプロニル により薬品に接触したノミは見る見るうちにすぐ死んでしまう。 だって犬や猫が体を掻くと、そのたびに  ぼろっ!ぼろっ! ノミが落ちる。歩いた後にはノミが点点と散乱しているんですよ。
そりゃもう。凄かった。これで、ノミを繁殖させた犯人?も発覚? 以外や、老猫の「まり」が一番被害が多かった。下の写真を見て!。 ぞわわーでしょ。

 
     左の写真

フロントライン使用後。 約14時間後のことです。 テーブルに寝ている猫「まり」 周囲にゴマのように散乱しているものがノミです!みんな死んでいるか瀕死の状態です。なんとこの「まり」からは・・ 100匹近いノミが死にました。痒いとかいうレベルではないですよこれは。これはかわいそうな事をしてしまった。


増殖した原因は何だったのか。

犬小屋です。犬達です。温床でした。ノミが元々付いていた犬達のノミが繁殖に適切な環境下に置かれた 結果、大増殖してしまったようでした。犬用のフロントラインも使いましたが、結局犬に付着してくれないとノミが死なないので完全に撲滅 するまでに1ヶ月くらいかかりました。動物たちが殺虫剤になるのですから。ノミが犬や猫にくっついてくれるのを待つしかないのです。猫よりも 外で暮らしている犬の方が対策は必要だと思います。

   
 犬小屋にも平穏なくらしが復活 しました・・・
 

 しかし・・・それはまた。忘れた頃に復活した。

 10年後・・・2009年
 想像もしていなかった真冬の出来事 でした。
  もうイヤ・・・・

[めざまし猫]