メキシコ北部大縦断の旅−L.A.からメキシコシティへ
(1998/9/12〜1998/9/27)16Ｄａｙｓ
1.17日間の短くて壮大な旅スタート！(Los Angeles/1998/9/12)
9月12日朝9時過ぎ、約11時間の機内での苦痛なときを終え、２人はロスに到着した。１年ぶりであるが空港はぜんぜん変わっていなかった。（当たり前か・・・１年ぽっちでそんな変わらないし）さっそくまぬけなことを考えながら、予約してあったホテルへ行くためタクシー乗り場へ向かった。｢Holiday
Inn DownTown」今回の旅で唯一予約してあるホテルだ。明日からは自分たちでその日泊まるところを探さなくてはならない。ちょっと不安な反面、楽しみだったりもする。変に心地よい気分だ。しかし相変わらずわたしは英語がいまいちだ。来るたびに自分のしゃべりにがっかりしてしまう。まぁでも今回は自称英語が堪能な相棒もいることだし、自分は英語よりはまだなんとか話せるスペ語でがんばろうと考えていたのだが・・・
今回でメキシコは３回目になる。「またメキシコかよ」とさすがに友人に言われてしまった。なるほど世界にこんな沢山の興味深い国がある中で同じ国ばかり行くわたしに一言言いたくなるのもわからないでもない。実際わたしもいま現在興味を持っているペルーやグァテマラに行こうとも思ったが、去年出会ったグアナファトのファミリアにまた会いたくなってしまい、結局またメキシコである。
今年は江川という会社の同期と一緒に行くことになった。ロスからメキシコシティまで陸路で行ってやろうではないかということで、二人の意見は一致した。島国の日本では決してできない歩いて国境を越え、チワワ登山鉄道でアメリカのグランドキャニオンに勝るとも劣らない大渓谷を眺め、そしてグアナファトでの感動の再会を果たす。大体こんな具合だ。しかし口で言うのは簡単だがたった半月あまりでロスからメキシコシティまで行くのは大変だ。しかも見るべきものはしっかり見るつもりなのだから。一応計画を立ててみると、なんと毎日移動しているようなハードなスケジュールになってしまった。ぐったりしてる２人が目に浮かんでくる・・・あれこれと相談した結果、ティファナからラパスまではローカルの飛行機を使って行くことになった。
ホテルに到着しチェックインを済ませた後、ダウンタウンに繰り出した。だが結局のところ、我々のメインはメキシコなわけで町を歩いても特に行きたいところもなく、7th
Market Priceを皮切りにショッピングモールばかり行ってしまった。そして旅行初日にもかかわらず、いろいろ買い物をしてしまった。わたしはリトル東京でこのモデルはアメリカでしか売っていないというおばちゃんに言いくるめられBABY
Gを買った。やはり限定品と言われるとなんだか買いたくなってしまう。（おばちゃん、うまいねー）と思いながらカードを差し出した。ま、誰かにあげればいいや。（※その後すぐ日本でも発売され、「限定品」はすぐ終わってしまった）
広いダウンタウンをバスも使わず、ひたすら歩いたので時差ぼけも手伝って夕方にはくたくたになってしまった。江川が見つけた中華料理のファーストフードで中華のコンボを買い部屋で食べた。値段は日本とあまり変わらないが量がすごい。２人とも食べきれなかった。アメリカ人はこの量をさらさらと平らげているのだろうか？太ってる人が多いのもそのためだったりして・・・
夜９時には長旅の疲れかぐっすり眠ってしまったが、深夜３時過ぎには２人とも目が覚めてしまった。２，３日は時差ぼけに悩まされることになるだろう。
まだ旅は始まったばかりだ。
→「2.国境を自分の足で・・・」へ続く。
