通行位置の選択と進路変更

〜目標〜

 道路及び交通の状況に合った通行位置を選ぶことができ、タイミングよく進路を変える事ができる。

この項目からは自動車の一連の操作はできるようになり、クランクやS字なんかは問題なく通れるレベルになっているかと思われます。その先にあるものが仮免許!仮免許で路上を走行する為には、最低限必要なものがあります。それが確認。それと、ある程度の加速、スピードを出せる事です。この項目では確認というものを練習していきます。この項目から先はほとんどが確認作業の練習となっていくと思われます。確認はクセにしてもう自然とみれるようになって行かなければなりません。まずはなぜ、確認が必要なのか、確認しないとどうなってしまうのか、と言う事をよ〜〜く理解する事が大事です。

確認には大まかに、《進路変更の確認》と《交差点の確認(巻き込み確認)》があります。この項目では進路変更の確認についてです。交差点の確認については項目16〜18を参照してください。特に、項目17の交差点の通行(左折)には大事な事ありますので、ここと一緒によく読みましょう)

《進路変更の確認》

まず、進路変更とは、走行しながら車の進路を右や左へ変更することを言います。同じ車線の中で、少しでも右や左に寄せたりする時も進路変更と言います。例えば、1車線しかない道路で、右左折の為、道路の中心や、左端に寄せる時、最初に道路の真ん中あたりを走っていた場合、少し右や左へ車を寄せる事になります。この行為が進路変更となります。もちろん車線が2つ以上ある道路で、車線を変更する時も進路変更となります

上の図を見てください。真ん中の四角が車だと思ってください。車を運転中、前を見ていれば図のように180度見えている訳ではありませんが、前は見えます。前を見たまま、ルームミラー、ドアミラーを見れば、図のような位置を、見る事ができます。前を見ていても、ミラーを見ていても見えない部分。これが死角と呼ばれている部分で、確認作業には重要なものになります。目視の部分は、首をちょっと横に振れば見えます。自分の目で見る(視る)ので、目視と言います。まずは目視の部分を覚え、目視!と言われたらその部分を指す事を理解してください。首を90°弱、横に振るようにしてください

それでは進路変更時の確認手順。

@後方全体の様子をルームミラーで見る

A合図を出す。(右へ進路変更するならウインカー右、左へ進路変更するならウインカー左)

Bドアミラー(もしくはフェンダーミラー)を見る。(右へ進路変更するなら右のミラー、左へ進路変更するなら左のミラー)

C死角部分を目視する。(右へ進路変更するなら右へ首を振り、左へ進路変更するなら左へ首を振る。)

D前を見る。

E状況が良ければ、進路を変更する。

※進路変更の合図は約3秒前に出すと言うルールがありますが、確認作業をしている最中に、3秒くらいたってしまいます。なので、そんなに気にしなくていいと思います。

覚えましょう。ルームミラー、合図、ドアミラー、目視。ルームミラー、合図、ドアミラー、目視。ルームミラー、合図、ドアミラー、目視。ルームミラー、合図、ドアミラー、目視。ルームミラー、合図、ドアミラー、目視・・・・・・・・・。

では次は声に出しながら、ハンドルを持っているように、、手を前に出して・・・首を動かしながら、妄想して・・・・ルームミラー、合図、ドアミラー、目視。ルームミラー、合図、ドアミラー、目視。ルームミラー、合図、ドアミラー、目視。ルームミラー、合図、ドアミラー、目視。ルームミラー、合図、ドアミラー、目視。ルームミラー、合図、ドアミラー、目視。ルームミラー、合図、ドアミラー、目視。ルームミラー、合図、ドアミラー、目視。ルームミラー、合図、ドアミラー、目視。ルームミラー、合図、ドアミラー、目視・・・・・・・・・。

それではポイント。

その1:ルームミラーを見た後、合図を出しますが、周りに車がいるいない関係なく、合図を出しましょう。そうすれば、場内ならほぼ確実に!後ろの人は譲ってくれます。そして、検定中ならばもっと確実に譲ってくれます!合図を出さないと、周りが進路変更をしたいと言う事をわかってくれません。とにかくまず合図を出す事が重要です。

その2:検定中なら、周りに車がいたって進路変更しちゃって大丈夫でしょう!(でも試験場だとダメかも)。確実に後ろの車の指導員が譲ってくれます!無理矢理でも譲ってくれます。譲ってもらって進路変更するなら、検定での減点はありません(妨げた訳ではないので)。なぜならば、道路交通法には合図を出した車に対して、後ろの車は基本的に譲ってあげなければならないと言うルールがあるからです。もちろん、車線変更する方も後ろの車の妨げにならないように・・・と言う事もルールにありますが・・・。要はお互い気をつけなさいと言う事です。

その3:目視部分はしっかりと見る事。検定員だって人間。人間が採点するのだから、しっかりとわかりやすく、見る事も大事。でもドアミラーで見える部分まで後ろまで振り向いているようだったらそれは脇見運転になります。

その4:Dに前を見る。と書きましたが、結構多いのが、目視をしている最中からどんどん進路変更が始まってしまう人が多いです。確認して、前を見て、一呼吸してから進路を変更するようにしましょう。一呼吸置く為にも早めから確認を始める事が大事です。って事は、運転中も遠くの状況をよく見て、なるべく早く、進路変更しなければ行けない事に気がつく事が大事になります。確認したらすぐに進路変更をしなければいけないなんて事はありませんよ!

その5:ごまかしも大事。確認とは言っても、まだまだ免許取得中。無意識でも確認するくらい身に付けばいいんだけど、なかなかそうも行かないものです。忘れてしまう事も多いでしょう。忘れてしまってはマズイ事ですが、せめて目視だけでも。。。してほしいものです。合図出してから、「やっべぇ!ミラー見てない!」って思ったとしてもさりげなーく、ミラーはさっき見たよ〜って顔をして、目視だけしましょう。進路変更の度、毎回それじゃまずいけど、たまにそんなってしまう人。この程度なら検定員は見逃してくれるかもしれません。

☆あと、補足ですが、ウインカーを出したら必ず確認をしなければいけないって思っている人がいます。ウインカーを出すなら確認をするのではなく、正しくは進路を変更するからウインカーを出すです。

左の図を見ます。

交差点を右折し、その次の交差点をさらに右折する場合。

まず、進路変更の合図、確認をしてから@の場所へ行きます。

そして、次の交差点も右折する為、直接Aのセンターライン寄りの場所へ行きます。

その際にウインカーが一度切れる為、ウインカーを出し直します。

その時です!みなさま、確認をもう一度してしまう人が多いです。別に確認しちゃいけないって訳じゃないですけど、別にいらないんですよね。なぜかというと、☆の所に書いた通り。すでにセンターラインに寄っているからです。ウインカーは切れたから出し直しただけって事です。

Aの所に来てウインカーを出し直す際に確認は必要ではない。確認をする意味を理解してくれればわかる事ですね??これを理解している人は、2車線道路での左車線から右車線へ車線変更した後の右折時などにも同様の事が言えます。。上手に使えば、確認を必要最低限に減らす事ができます。確認作業を減らしてできた余裕の時間を使って、車を加速させてみたり、減速させてみたり、ギアを変えてみたり、他の事を考えたりと、気持ちにも余裕ができると思います。

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