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名演2004年4月例会 シルバーライニング公演 

私生活作/ノエル・カワード 演出/竹邑 類

私生活チラシ


4月7日(水)6時30分
  8日(木)1時30分・6時30分
 
名古屋市民会館中ホール 地図  
1 会費 
    
  月額 2600円 22歳以下 2000円 
  高校生以下 1300円
2 入会金 
  2900円 22歳以下 2300円 
  高校生以下 1600円
                       


  

 この作品は英国の劇作家ノエル・カワードが1930年に発表、ロンドンでカワード自身の主演で初演され、14年後の再演では716回というロングラン上演、1972年にも再演され、その後も各国で上演されています。
 最近では2001年10月からロンドン、ブロードウェイで一年間ロングラン、トニー賞作品賞を受賞しています。
 名演では1987年10月例会で、木村光一演出、山本陽子・西岡徳馬主演により、『危険な戯れ』という題名で地人会により上演されました。
 今回はシルバーライニングプロデュースで、原題通り『私生活』という題名で、竹邑類演出、水谷八重子・岡田眞澄主演により、上演されます。演出配役とも前回とはガラリと変わり、特に水谷・岡田という芸風の異なる異色の組み合わせによる面白い舞台が期待されます。
 
 

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あらすじ

作者カワードについて

配役・スタッフ一覧

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あらすじ 
 フランスのとあるホテルのテラス。甘いハネムーンのカップルは初婚とバツイチ。隣室のカップルも初婚とバツイチ。ホテルのテラスで偶然にもであったバツイチ同志。二人は5年前に離婚した元夫婦のアマンダとエリオットだった。
 二人はビックリ! あわててそれぞれホテルを替えようとしたが、替えようにもホテルも一緒だった。互いに気まずい思いをしながら対応策を話し合ううち、いつしか二人でここを抜け出そうということになった。5年前に消えたはずの焼棒杭に今、再び火がついた。
 互いの結婚相手を残して、二人の駆け落ち先はパリのありアマンダのアパート。互いに5年前の失敗は繰り返すまいと誓い合って、甘い、甘い生活が始まる。しかし、二人の幸せへの期待と努力にもかかわらず、いつの間にか二人の会話は挑戦的になり険悪なムードになって、ついには取っ組み合いのけんかになってしまう。
 一方、ホテルに取り残された結婚相手ビクターとシビルは、やっとのことでアマンダとエリオットの居所をつきとめる。しかし、部屋に入っての有様に二人はぼう然とたちつくす・・・・・。

  

 作者カワードについて
 カワードは1899年12月16日に、ロンドン近郊で生まれ、11歳で初舞台、18歳で初戯曲執筆など、若いときから、1973年3月に73歳で他界するまで、劇作家、俳優、演出家、制作者、歌手、作詞・作曲家、小説家として、縦横の活躍をした、多芸・多能な人でした。
 英国では、エリザベス一世時代以降、近代劇の時代になっても、戯曲の主流は喜劇で、彼は風俗喜劇の代表的作家の一人です。劇作面でのカワードには50数本の作品があり、そのジャンルもシリアスな劇、レビュー、ミュージカル、オペレッタなど多種多様ですが、彼が特に優れた才能を発揮したのが喜劇です。
 最初の上演作品は、1920年7月の三幕の喜劇、『おまかせしましょう』、劇作家としての地位を獲得したのは、1924年の『渦巻』でした。
 数多くの喜劇の中で、代表作は、最近も日本で上演された、1925年初演の『花粉熱』、今回の『私生活』、1942年の『陽気な幽霊』などです。
 カワードの喜劇のテーマには、三角関係、恋愛遊戯、その結果としての離婚・再婚など男女関係が多いため、無思想で、社会性に欠け、軽佻浮薄な作家という批判も受けています。しかし、70数年に亘って、上演され続けてきたのは、才智溢れた巧妙なセリフと、場面構成の技法に優れており、「劇場は娯楽のためにあるもの」という姿勢が劇作の中に貫かれているからだと思います。
 

各地で好評
 
○ 楽しく、とてもおしゃれな芝居、センス溢れる色づかい、見事な歌声で文句のないお芝居だった。
○ 期待通りの楽しい舞台でした。自分には、こんなこと絶対にないと思いながら観ていると、あるかもしれないと思わせてしまうところがすばらしい。
○ 大人同士のしゃれた会話がステキでした。男女間の妙が出ていて面白かった。
○ 水谷八重子さん、岡田真澄さん、ぴったりの役柄。とてもよかった。人生も結婚もこんな風な生き方もいいなぁーと思った。現代の離婚の多い若い人もこんなようなめぐり合いが味もあってよいなと思った。ついて離れて考えて、また、めぐり合い、愛し合って、とても素敵。うらやましい生き方だなと思いました。
○ 舞台のセットが大変に素敵でした。水谷さん、岡田さんを間近に観ることができてとてもよかった。
○ ストーリーがとても愉快です。久しぶりに明るい内容でした。セリフが自然でとても楽しかった。今まで観た中で最高でした。

キャスト
アマンダ・プリン 水谷八重子
エリオット・チェイス 岡田 眞澄
ヴィクター・プリン 立川 三貴
シビル・チェイス 汐風  幸
ルイーズ 伊庭 朋子

スタッフ
    
演出

竹邑  類

翻訳

黒田絵美子

美術

斉藤 浩樹

照明

勝柴 次朗

衣裳

倉岡 智一

音楽

和田 典久

音響

松山 典弘

舞台監督

久保 年末

宣伝美術

居坂 和典

企画製作  

臼田 典生

堀野 三郎


関連サイト

水谷八重子さん公式サイト → http://www.jam.co.jp/yaeko/
汐風幸さんファンサイト  
→ http://kohnet.easter.ne.jp/

ノエル・カワード公式サイト → http://www.noelcoward.net/ (英語です)




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最終更新日 2004/03/10