第3話「なくした鍵」
(この後、夢の箱の中に何を入れたらよいかわからなくて、しばらくこの話しは、おあずけにしていました。でも、こどもたちが、どうしても夢の箱の話しを聞きたいというのです)
夢の箱の鍵はにわとりさんが食べてしまったのです。そして、次の日、にわとりさんは、卵を産みました。「きっとこの中に鍵が入っているわ」にわとりさんは、嬉しそうに言いました。私は、そのたまごをすぐに持ってくれば良かったのですが、その日は、なまけものでした。「にわとりさん、しばらくしたらまた来るから、たまご、大事にとっておいてね・・・」そう言って、遊びに行ってしまったのです。そのまま、たまごのことは、すっかり忘れていました。でも、忘れたことというのは、ある時ふと思い出してしまう時があるのです。
「アッ。いけない!!卵の鍵を持ってこなくっちゃ・・・」そして、またにわとりさんの家に行きました。すると、大変なことがおきました。なんと、にわとりさんが、たくさんたまごを産んでしまっているのです・・・。しょうがないので、ボールを持ってきて、卵を割りました。カンカン、グシャ!!!カンカンカン、グシャ!!!カンカンカン、グシャ!!!鍵はなかなかみつかりません。これ以上卵を割っても、食べられないわ・・・困ったわ・・・。たまごは、あと3つ残っているのです。こんどは失敗しないように、たまごにマジックで、○の印を書きました。「にわとりさん、明日また来るから、この3個のたまごは、ここにおいておいてね。
というわけで、今日のおはなしは、おしまい!!!
(いったい、夢の箱に、何が入っていたら、子供たちは喜ぶだろう・・・まだ、何も思いつかないのだ・・・。だんだんヒアセが出てきた日々・・・・。子供たちは、毎日、「夢の箱のはなしーーー」と楽しみにしているし・・・どうしよう・・・・)

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