■1日目 2001年8月18日(土)曇り一時小雨:強風
朝4:00に目が覚めた。
同行の友?である息子・タカヒロも目覚まし時計同様に
飛び起きた!(コイツは、出かける時だけはいつも早起きだ!)
さて、まだ薄暗い中、5:00の出発に備えて、
「梅干し入りおにぎり」でエネルギー充填を行う。
早朝のTVは、天気予報の放送もなく、いささか心配であったが、
出発に合わせるかの如く、5:00少し前に小雨が降り出した。
もう1名の同行者:兄と緊急電話会議により、出発を30分遅らせた。
出発は、5:30。仕切直しだー。
空は曇りであるが、雨は嘘の様なタイミングで上がった。
真夏のクソ暑い中を走るよりは、省エネ走行が可能かと良い方に
考えるしかない。軽く暖機運転(ストレッチ)を行い、
6:00の集合場所へ向け、時間通りにスタートを切った。
越谷市平方で兄と合流し、全員集合。とりあえず雨は止んでいることから、
一路「大洗」へ向けて本スタートを切った。
岩槻→越谷→千葉・野田を経由。
土曜の早朝だというのに、歩道も無い道路を大きなダンプカーが
容赦なく追いかけてくる・・・・・怖い!の一言。
なんだかんだで7:15 初の給油(エネルギー補給)を野田で行う。
そういえば、雨は降っていないが、「100%向かい風」であることを初めて意識した。
1BOXカーに浮き輪を積んだ家族を見て、「かわいそーに」っと同情したが、
本当に同情されるべきなのは私たちだったのに、この時は気がつかなかった。
さてさて、速度は遅くとも、確実に野田から茨城・つくばへと向かう。
本線の脇に農道?が平行に走り、比較的走り易い区間も点々とあるが、
信号が極端に減るためか、芽吹大橋手前では、歩道へ移るのに道路横断ができない!
2回目の給油は、茨城・谷和原。関東鉄道を見ながら、しばし休憩。
3回目の給油は、10:00前に「スーパーカスミ」。地元スーパーは10時前にOPEN!
菓子パンとコーヒーを店頭のベンチでいただきました。
ここまでのところ、このツーリングは順調なのか?
少々強い向かい風で心配になってきた。同情されるべき身であることを少々感じる。
道路端に立つ店ののぼり旗は、全て我々に向かってなびいています・・・・・。
そんな中、午後の走行計画を兼ねた早めの昼食休憩。ここは土浦。残60KMー。
颯爽と風を切り走っているせいか、お腹が以意外と冷えている。
ドリンクバーにしても、思い切り飲めない・・・・・「我慢、我慢。用心、用心」

さー、午後も計画通り?、霞ヶ浦を経由して北上を続けることにしよー。
茨城はどの町も大きいナー!いくら走っても同じ町だー。単に自転車の進みが遅いだけ?
野良犬のハスキー犬がバカにして近寄ってくるが、
無視して、向かい風を克服して、やっとたどり着いた「霞ヶ浦大橋」。
自転車は「通行無料」らしいが、金を払ってもいいから、この風を止めてくれー!
ヘルメットが風で飛びそうだー。1KM程の橋を渡りきるのに10分以上。
タカヒロは、風にも負けず時計を睨みながら、この風・橋に挑んだ。偉いぞー、コイツー。
この後は、自衛隊百里基地をかすめ、北上する予定・・・・・・だが、時間が無い。
ルートを急遽、鉾田町経由→国道51号経由に変更して、前進開始。
夕食開始の18:00まで、残すこと25キロ。只今の時刻は17:30。大ピーンチ!

タカヒロには悪いが、頑張って走るしか無い。夕食を確保し、特別に頼んだ「サザエの
壺焼き」を食せねば、このツーリングの意味がなくなる。
しかし、どう計算しても到着見込みは19:15過ぎだろう。
急げーーー!国道51号は、大洗へ一直線。歩道も比較的走り易い。
辺りが暗くなっていっても、車の数は減っていかないゾ。
到着見込み時間まであと30分。ここは、旭村。暗く波もうねる海が間近に見える。
アメリカンBikeが何台も、荷物をいっぱい積んで私たちを抜いていく。
きっと深夜:大洗発→北海道行きのフェリーに乗り組むライダーだろう。
彼らの出航は、深夜。こっちは、夕食が食えるか、捨てられるかの瀬戸際だーい。
ふむふむ、大洗に突入!
右は大洗港。直進が大洗市街。もうすぐ宿だ!サザエだ!夕食だ!
もう24時間テレビもとっくに始まっているー
あと10分?勝手に想像しちゃって、GSで道を尋ねると、
「まだまだ先だよ。」
道を間違うと命取り、再度、商店で尋ねると
「あと10分位かなー。」
ハイ!ハイ!でも坂じゃん、腹減って登れませんよー。
でも、なんとか夕食が見えてきた。待っていろー、今、食ってやる。
目標は祝町小学校。走れ、走れ!でも通り過ぎないように・・・・・・・。
ただ今19:30分。目標の祝町小学校(バス停)到着。
しかし辺りはすでに暗く、宿の場所も見えない。
即刻、宿へ電話(食事を片づけられない様)で確認しながら、
10mほど先の右側に宿の看板発見!
最後のひと漕ぎで、無事到着ーーーー。ひえー。
宿の受付で、到着報告。夕食手配。
荷物下ろし・・・・・・夕食片づけられる前に食ってやる。
ほっとする間もなく、宴の後の様な寂しい食堂へ!

しゃぶしゃぶとサザエを焼く炎だけが、元気でとても眩しかった。
遅い到着にも関わらず、熱いお吸い物を出していただいて、これには感謝・感謝。
夕食→お風呂→24時間テレビ と、ゆっくりする時間もないまま就寝。
明日は晴れろ!風は止まずに・・・・・・・ズズズッズー。
(実は、疲れによる興奮は治まらず、睡眠は浅かった)
【往路:到着:19:35 走行距離:125キロ 所用:14時間05分】