![]() | 左側です。 マシニングの肉抜きっぽいパターンや平行な辺があまりない鋭角的なデザインなど、なかなかFazerっぽくって似合ってますね。 アグラスのステップのラインアップはみんなこんな雰囲気なので、たまたまFazerに良く合うデザインだったってことでしょうか。 ペダルのデザインは初期モデルと違っていて、角の斜め落としが大きくなった(いわゆるナイフエッジです。)ようです。 |
![]() | 拡大したところです。 リンクの様子がわかるでしょうか?ステップバーの下あたりに2つネジ穴が空いていて、このどちらに短い方のロッドを付けるかでレバー比が変わるようです。この写真ではショートストロークになる側に付けてあります。 真ん中のリンクの上のピロボールのところは、シフトダウンするとフレーム側に、シフトアップするとヒールプレート側にギリギリのところまで迫ります。取り付けの際には要注意です。 |
![]() | 右側です。(見ればわかるか?) こっちはすっきりしています。リアブレーキのマスターシリンダーは純正品を使いますが、ストップランプスイッチは付属のプレッシャースイッチ(マスターシリンダー上に銀色の筒状に見えているやつ)をオイルラインに入れます。 ![]() こんな感じにノーマルのスイッチの配線をぶった切って、半田付けしてしまいました。 |
![]() | おまけトリビア。 「FZS1000のリアブレーキの純正マスターシリンダーはブレンボである。」 (ワタシは2chの書き込みで知りました。へぇ〜 ^^) |
このステップは4ポジションで、15・25mmアップと30・40mmバックの組み合わせです。まずは一番おとなしい15mmアップ&30mmバックで組んでみました。 ノーマルとのステップ位置の違いは右の絵を見てください。赤がノーマル、黒がバックステップの写真から抽出した輪郭です。ちょうどステップバー1本分後方かつ上方といった具合です。 ちなみに重さはというと、ノーマルが両側合わせて2.0kg強、アグラスが1.4kg強です。ノーマルでは防振のためのウェイトが入っていたりしますので、そこそこ重量差がありますね。 | ![]() |
ではでは、試乗してみます。
おとなしめのポジションですから、普通に乗ったときの違和感はあんまりありません。ハンドルバーも低めにしてあるので、ちょうど良いくらいだと思います。ワインディングだけならもう少し後ろでも良いかなと思いますが、長距離ツーリングも考えるとあんまり後ろもツライですから...
いろんなイジリ済みFazerを試乗した感じから予想していたとおり、倒し込みが軽くなりました。何故かはうまく説明できないのですが、ステップ位置や形状が適切なことに加えてリジッドマウントのおかげで内足からの入力がしやすいからかもしれません。ヒールプレートの当たりもちょうど良く、チェンジのリンク類も足と干渉することはありませんでした。
心配した振動も、ブーツを履いている限りは特に気になるほど伝わりませんでした。
感激したのはシフトフィーリングです。これはノーマルより良くなってます!ノーマルFazerはシフトペダルのストロークがやや大きめで、クイックな動作をするとうまく入らないような不安感があったのですが、カチッカチッと気持ちよく入ります。代わりにやや重くなっているハズですが、それはあんまり気になりませんでした。リンクが増えているのにこのリジッド感は感激です。見た目もきれいですし。開発を手伝われた「ぶんた」さんに感謝!
ブレーキは逆にややダルになった感じです。ノーマルのときより、効き始めるまでの遊びが大きくなりました。慣れの範囲かもしれませんが、ちょっと気になります。エア抜きはしつこくやったんですけどね〜。