04.フラメンコにはお金がかかるか?
本格的にやろうと思ったら、Yesです。しかし、これはフラメンコに限らず、あることを奥底まで追求していこうと思ったら、何をするにもお金はかかると思います。
では、趣味として割り切ってやるにはどうでしょうか?フラメンコに一番お金がかかるのは、発表会だと思います。発表会にお金をかけない教室だったら、そんなにかかりません。本格的にやるところは、スペイン人のギタリストやカンテ(歌手)を雇ったりするので、かなりかかるそうです。あと、生徒が少ない教室で、大きな劇場でやる場合は、一人にかかる負担額が高いと聞きます。
発表会にかかるお金
出演費
発表会をするには、会場(劇場など)のレンタル代、バックアーティスト(ギター、カンテ)へのギャラなど、いろんな経費がかかってきます。そういう費用を生徒で負担するため、まず出演者である生徒達が出演費を払います。この出演費は教室によってぜんぜん違います。安いところだと2万円、高いところだと20万円(!)です。
衣装代
衣装は自由でいいという教室と、群舞の衣装は全部そろえるという教室があります。衣装を揃える場合、買い取りの所と、レンタルの所とあります。レンタルなら1〜2万円前後で済みますが、買い取りだと6万円〜10万円くらいかかります。衣装が買えないと発表会にでれない、というなんとも悲しい教室もあります。
チケット代
出演費の中にチケット代が含まれている教室もあるようですが、だいたい出演費とは別にチケットを買わないといけません。踊る曲数で、その負担枚数は違います。チケットは1枚1800〜2500円くらいが相場価格です。
これ以外に、リハーサル代がかかる教室もあるようです。トータルで考えると、一番安くて6万円(出演費2万+衣装レンタル2万+チケット10枚2万)くらいでしょうか。曲数が多くなれば、衣装代やチケット負担でもっとかかります。高いところはトータルで30万円以上かかると聞きます。ちょっとびっくりですね。
発表会にお金がかかるかどうかは、その教室に入ってみないと分かりません。私は引っ越した時、いろんな教室を見学しましたが、そのときある先生が「うちではお金がかからないよう、マントン(ショール)とかはレンタルしてるんですよ。買うと高いですからね。」とお金がかからないことをアピールされていました。親切でいいなぁ〜と思いましたが、その教室はスタジオが狭すぎたのと場所が遠かったので、結局やめました。後でわかったことですが、その教室は発表会で16万円以上のチケット負担があるというから驚きです。
何だかお金がかかってイヤだなぁ〜なんて思わないでくださいね。発表会を経験すれば分かると思いますが、日常生活では味わえない刺激的で至福の時を味わうことができます。だからやめられないんです。
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