もうすぐ夏休みが取れそうです。
ウスイ スウプの日記の2007-10-03 より、 「「日本郵政」のキャンペーンポスターを上田義彦がされているそうで。」
写真を絵画とか彫刻とか、他の表現とはむりやり別のところに置いて語ろうとしてきたことが、 写真を見る側までも縛ってきたんじゃないか。 絵画や彫刻の展覧会に行って、これは絵だとか彫刻だとかと騒がないのに、 写真だけがこれは写真だ、写真じゃないだの言ったり、 言われすぎたような気がしてしまいます。 ひとつの"物"として付き合ってこなかったんじゃないのかと。
(……)
そういう意味で、私は写真を"物"にしたいと欲求しているのです。 そして最終的に一番キツイ表現というのは、欲しいということだと思うんですよ。 好きだというか、それはもうどうしようもないことだと思うんです。
(STUDIO VOICE 1992年1月号付録「写真家の現在」上田義彦氏のインタビューより引用。 インタヴュアは中世古佳伸氏)
『QUINAULT』 が好きです(手元にあるのは京都書院のもの)。
長期出張お疲れ様です。
上司(男性、40代前半、中小企業管理職)との面談で、 最近読んだ仕事関連の本の話になった。
上は『ピープルウエア』『ゆとりの法則』『熊とワルツを』を読んだといい、
「ほら、なんだっけ、あの、痴呆症に似た名前がついた法則」と話を振ってきた。
法則の内容(あとで確認したら、第一法則だった)を聞いて
「パーキンソン?」(どこをどうとったらそんな連想になるのか不明だが、彼にとっては似ているらしい)
と言うと
「そうそう、え、違ったっけ?で、その法則によるとだね、
自分で見積もった締め切りより出来上がりがはやくなることは無いんだって。
だから、見積もった締め切りより、手前に期限を設定させることで、
そうあって欲しい締め切りを守らせることが可能になるんだよ」
と言った。
……どう読もうと読み手の勝手といえば勝手なのだが、
どうやって読んだらそんなところにたどり着くのか、全く理解できない。
面談の残りは話半分に聞きながら、色々と考えてみた。
パーキンソンの第1法則
仕事は、完成までに利用できる時間を使いきるまで拡張される。 そして、完成までに時間がかかればかかるほど、 その仕事は重要かつ複雑なものに見られるようになる。
アーサー・ブロック/倉骨彰 訳『マーフィーの法則』(アスキー出版局 1993年)
「プログラミングは給料の安い若い人の仕事、 マネジメントは給料の高い偉い人の仕事」(本書 p.32) という日本の会社で、 プログラマーとして経験を積み、仕事を続けていくための指針となる7つのレベル (初心者、見習い、初級職人、中級職人、上級職人、名人、匠)と、 現役続行に必要な7つの力 (論理思考力、読みやすいコードを書く力、継続学習力、 コンピュータサイエンスの基礎力、朝型力、コミュニケーション力、英語力) について書かれている。
具体的な方法が書かれていて、読みやすかった。
ひとつ気になったことがある。
著者の主張である
「会社に依存するのではなく独自に学ぶことが大事」
についてなのだが、
残業が桁違いに多い仕事場に回されると、
自分で学ぶどころでは無くなることが多い。
情報サービス産業(と昔は言っていたし結局今もやってることはそうだろう)は、 一般企業と比べると残業時間が長い。 出来る社員だと「認識」されると、仕事の量がいっきに増えて、 個人的な時間は寝て食べるだけ、ということになりかねない。 (寝る時間さえ削られることもある)
こうなると、独自に学ぶことと、社員として忙しくなることは両立しなくなる。 会社に期待される社員になる(なれる、ではなく)かどうかは、 周囲の状況を見て決めたほうがいいと思う。 場合によっては、現役続行以前に、命にかかわるので。