ナンバリングとランナーレイアウト

 

 ここでは、サンプルとしてスカルバイパーを取り上げて見ようと思う。

 スカルバイパーは、Z-KNIGHTシリーズスタートからラインナップされていたバトルアーマーの一つである。その為、当初のZ-KNIGHTのコンセプトを表しているモノの一つとして取り上げても問題ないと思われるので、ここでサンプルにすることにする。

 

 いきなりであるが、スカルバイパーの部品のレイアウトとそれに割り当てられている部品へのナンバーを見てもらった。スカルバイパーは、これにパワーユニット、ゴムキャップ他ランナーに並んでいない部品で構成されることになる。

 見ておわかりの通り、スカルバイパーでは、全ての部品が隣り合う部品どうしでナンバーが続くようになっているのである。ゾイドでも採用された、ランナーへのネーミングもしっかりと踏襲されており、ネーミングのまたぐ部分では、前のランナーの最終番号の次の番号が、次のランナーの先頭番号となるようになっている。つまり、D-35で終わったDランナーの次のEランナーはE-36から始まるようになっているのである。

 こうした、ランナーへのナンバリング方法は、組立時の部品の探しやすさが考慮されているのを見て取ることが出来る。実際こうしたナンバリングとレイアウトの方法は、ミリタリー系のモデルでは、ごく当たり前のように採用されている方法であり、Z-KNIGHTが特に優れているというわけでない。しかし、ゾイドでは実現し得なかったレイアウト方法でもあり、ゾイドのナンバリング方法における数少ない短所となってしまっていた部分でもあった。Z-KNIGHTシリーズでは、ゾイドの後を継いで、ゾイドにおける短所を補ったと言えるのである。

 

 

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スカルバイパー取扱説明書より転載