バトルアーマー B・A

 

バトルアーマーとは、戦闘用人型兵器の総称で2300年代の後半に人類が生み出した画期的な戦闘メカである。開発当初のテスト機体は数々のテストを行った後に、宇宙ステーション建設等に使用されたが、結果的にはバトルアーマーの宇宙戦闘能力を極めて向上させるデータ収集に役立つ事となる。

操縦は基本的に有人システムであるが、戦闘学習型コンピュータの搭載により基本動作は機体自体の判断で行うことが出来た。その為にパイロットの役割は攻撃のタイミングを判断すればいいわけだが、優秀なパイロットはコンピュータに対する依存度を減らすことによって、より高い戦闘力を引き出すことが可能であった。その後、戦闘用アーマーは2600年代に誕生した「惑星国家KILNA」に於いて急激な進化を続けていく事になる。

パッケージ裏面より転載 

 

 

 

 

ファイナルアーマー F・A

 F・AとはFinalArmorの略で最終段階のアーマー、いわば究極のアーマーを意味する最終兵器のコードである。キルナのギスカール大統領は、いずれ訪れるであろう地球侵攻の際「装甲巨神」と対等と戦えるアーマーの開発を思い立つ。だが設計が進むにつれこのアーマーは人の手によって操れる代物では無いことが判明していった。A・Aタイプ(空挺隊仕様)のアーマーの10倍以上の最高出力を持つ機体を操る事はとうてい人間の反射能力では不可能であった。しかしAD2995年に完成した。「サイココンピュータ」と光ファイバーを使用した人工神経システムの導入により動力系統の暴走を制御することに成功、ファイナルアーマーの完成にいたった。基本性能その他多くの部分がベールに包まれた未知の機体である。

パッケージ裏面より転載

 

 ここでは、バトルアーマーとファイナルアーマーを一くくりで紹介している。Z-KNIGHTの世界では、ロボットをアーマーと総称していると述べているが、正確には「バトルアーマー」であるのは、読んできたとおりである。つまり、「装甲巨神」もバトルアーマーの一つとも言える(GodArmorか?それともZoicArmorか?)。しかし、装甲巨神は、メタルハートを持っている生物とも機械とも分類しづらい位置にあることが、クラスを分けた理由である。逆に、ファイナルアーマーは、バトルアーマーを開発の途中で現れたバトルアーマーの一つでしかなく、たまたま2995年においては、究極のバトルアーマーであるためファイナルアーマーと呼ばれているだけと考えるのがよいと思われる。もし、その後もバトルアーマーの開発が続けられれば、例えば3400年くらいには、更に高度なバトルアーマーが現れないとも言えないのである。すると、ファイナルアーマーは、バトルアーマー開発途中のその時代におけるクラスのニックネームと考え、一つのクラスとして分類しない方が自然であると思われる。

 もちろん、この分類方法は惑星政府の見解であり、ブルースター地区開発における政策方針の一部となっている。また、これら見解は、本体とパッケージの設定を中心に分類した結果であり、サンライズの作成したアニメのストーリーは一切考慮していない。よって、入植者の意見を求めたいところである。 

 

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Z-KNIGHT取扱説明書より転載