1. 浦 和 か ら の 温 泉
1-95 御殿場乙女温泉『ごてんば市温泉会館』
∇ 金時山登山の帰路に「御殿場乙女温泉」へ
◆御殿場乙女温泉『ごてんば市温泉会館』について
箱根山中は「乙女峠」近くの静かな山あいの出
湯である。
温泉に浸かりながら富士山を仰ぐ事ができ、特
に夜景は素晴らしいという。
しかし、私が行ったときは午後1時で、雲が出
てきて富士山の姿は望めなかった。
午前中に「金時山」に登ったときにくっきり見
えた富士山が、展望風呂のガラスのこの方向にあ
るはずなのになぁと思って見るとかすかに雲の向
こうに富士の姿があるような気分になった。
富士山を見るには、天気のよい日の午前中、上
昇気流の発生する前がお薦めである。
(訪問日2007.3.4)。
◆今回のコースは、箱根の「公時(きんとき)神社」
の無料駐車場に車を止めて、「金時山」に登り、
もう1度「公時(きんとき)神社」に戻り、車で
御殿場乙女温泉『ごてんば市温泉会館』に立ち
寄った。
■《写真右上=『ごてんば市温泉会館』の浴室》
※撮影 2007.3.4(以下同じ)
■《写真右=『公時(きんとき)神社』》

(1)交 通
【往路】
南浦和駅発0520 → 首都高速埼玉大宮線(5号) →
志村料金所0555 → 東名御殿場インター0715 →
公時神社駐車場(=「金時山登山口」)着0730
【注】駐車場=無料。公衆便所あり。
【登山】=登り1時間30分、下り1時間5分
登山開始0800 → 公衆便所脇の登山口 → 金時
宿り石0820 → 休憩0830(10分)/0840出発 → 金
時神社分岐0900(休憩5分)/0905発 → 金時山山頂
0930(大休止60分) 1030下山開始 → 公時神社駐車
着1135
■《写真右=『金時宿り石』》
【ごてんば市温泉会館へ】
公時神社駐車発1155 → ごてんば市温泉会館着1215
【温泉入浴】
「ごてんば市温泉会館」(入浴休憩、入浴のみ500円)
※入浴1215〜1250
【帰路】
「ごてんば市温泉会館」発1300 → 東名御殿場インタ
ー1305 → 東名東京料金所1355 → 用賀料金所
→ 谷町JCT → 三宅坂JCT → 美女木JCT → 南
浦和駅着1500
◆『ごてんば市温泉会館』のみの場合の交通
※バスで・・・JR御殿場駅及び東名御殿場I.Cから、
箱根方面行バス(箱根登山鉄道)仙石原行き15分、
温泉会館前バス停下車、徒歩5分。
※車で・・・・東名御殿場I.C南出口を左折(東出
口は右折)国道138号を箱根方面へ約5分。看板を
左折後すぐ右。
■《写真右=『ごてんば市温泉会館』の建物》

(2)温泉紹介
∇御殿場乙女温泉『ごてんば市温泉会館』
(日帰り入浴施設)
『ごてんば市温泉会館』は、金時山登山を終えて、
乙女のトンネルを抜けて御殿場インターに向かう
途中の下り坂にあり、展望風呂からの富士山の
眺めが売り物の日帰り温泉である。
金時山登山で素晴らしい富士山の眺めを堪能し
たので、この日は温泉からの富士山が見えなくて
もなんとか我慢できた。
金時山でも、温泉でも富士山を堪能しようとした
ら、又金時山に登らないといけない。
何でも金時山は多数回登山を目指す人には有名
な山で1000回以上も登っている人がいるのだ!
入浴料 2時間500円(10:00〜20:00 ただ
し、受付は19:30まで)
施 設 展望内風呂(男女別)、大広間、売
店
休館日 毎週月曜日、但し月曜日が祝祭日
の場合は翌日
駐車場 約70台駐車可
電 話 0550-83-3303
※「馬油」のボディソープとシャンプーが
置いてあり、このスベスベ感がとてもよ
かった。しかし、帰りに買うつもりがス
ッカリ忘れてしまった!

(3)金時山登山の写真
∇「金時山(きんときさん)」(1,213m)
公時神社から1時間近く登ると、展望が開け、箱根
のゴルフ場と芦ノ湖が眼下に見える。
■《写真右=『ゴルフ場と芦ノ湖』》
「金時山」は、公時神社からコースがもっとも難
易度の低い初心者向きのコースである。
下りの際に、「公時神社」に戻るには、『公時神
社分岐の案内板』のところで、右に道を取ること。
左にも紛らわしい案内板があるが、こちらは「バ
ス亭 仙石原」に行く道である。
■《写真右=『公時神社分岐の案内板』》
「金時山」という山はどんな山なんだ?
「金時山」から見た富士山だの、「金時山」から
の箱根の風景だのの写真は数多く見るが、「金時
山」そのものの写真はほとんどお目にかからない。
そこで、「金時山」の写真を撮ろうといろいろ試
したが、やはり金時山に到着してからは、せいぜ
いこんな写真になってしまった。
■《写真右=頂上から数メートル下って撮
った『金時山』》
この山から見る富士山が最も綺麗だという説もある
が、それ以上にこの山が有名なのは、「千回登山」
など健康祈願登山の山としてである。
それほどまでにこの山に登山者が多くの回数を登る
のは、山頂にある2つの茶屋(静岡県側と神奈川県
側)の競争による相乗効果らしい。
2つの茶屋を守る二人の女将が夏冬問わず、ほぼ毎
日店を開けて、この山とこの山を愛する多数回登山
の人々を支えているのである。
■《写真右=『元祖金時茶屋』(金時娘の小屋)》
ちなみに、「元祖金時茶屋」は静岡県である。
「元祖金時茶屋」には、何と、昭和22年から「登頂
記録名簿」が付けられているとか!
登頂回数を書き記した名札がずらりと下がっていて、
最高は2600回の箱根町の女性で、いくら地元とはい
え、この人の場合、毎年100回登っても26年かかる。
本当にびっくりする大記録だが、この山には一度登
った登山者を虜にする魅力に満ちている!
私も今回で4回目である。
年に1回は登りたいと、思い出す山である。
※余談=「新金時小屋」は「金太郎茶屋」という。
富士山の眺めは抜群である。
神奈川県側からというか、東側からの富士山の眺めは
この「金時山」からの富士が一番だという説がある。
■《写真右=「金時山」から『富士山』を望む》
「金時山」は1,213mと、それほど高くない山であるが、
登山の楽しさを十二分に味わうことが出来る山である。
アプローチに、「公時神社」や「金時宿り石」、「箱根
のゴルフ場」、「芦ノ湖」を眺め、頂上近くには、「鎖
場」の雰囲気に近いロープを掴んで登る道もあり、最後
は変化に飛んだ岩場も待っている。
そして、頂上に立てば、「日本一の富士山」が目の前に
そびえている。
「金時山」の頂上では、テーブルと椅子がいくつかあっ
て、コンロや鍋を持参すれば自炊も出来るし、『元祖金
時茶屋』で食事することも出来るから、体力や天候と相
談して、変化に富んだ楽しい登山を四季折々味わうこと
が出来る。
※私はこの日、「セロリラーメン」を作って食べた!
■《写真右=「天下の秀峰金時山」からの「富士山」》
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