1.浦和からの温泉




1-86 トーキョー黒湯物語



◆「東京大田区の黒湯銭湯」について

  東京湾周辺の、大田区、品川区辺りには、濃いコーヒー色の
温泉が湧出し、「黒湯」と呼ばれている。
 干潟や沿岸湿地の地層に古代に植物などに堆積したもので、
植物性の腐植物を多く含んでいる。
 しかし、その化学的性質や生成過程など、あまりよく分かっ
いないのだという。
 そして、この黒湯は、一般の黒っぽい温泉とは全く別物なの
だ。一般の温泉は地表に出た途端に劣化が始まるが、東京湾周
辺の黒湯(植物性の腐植物が水に溶けたもの)は劣化ということ
が起こらず、殺菌力も相当に強いので、傷の治癒には効果抜群
だという。


■《写真右上「桜館」の建物》                    ※撮影 2006.10.28

  ■《写真右「久松温泉」の玄関》                    ※撮影 2006.10.28







■「東京都内銭湯マップ」のホームページはこちら!
  ※「東京都内銭湯マップ」→「データ de 検索」→「黒 湯」・「温泉」を選択して、「桜館」、「久松温泉」 の地図等をご覧ください。
   ■上記サイトは、「東京都浴場協同組合」作成の、「銭 湯マップ2002」のデータを参考にして把握可能な 限り最新データに更新しているとのこと。







(1) 温泉案内

《「桜館」》
     所 在 地 : 東京都大田区池上6−35−5

   電  話 : 03-3754-2637       

     アクセス : 東急「池上線」の「池上駅」から、徒歩約
         7分。
         【注】改札口を出て、右へ。踏み切りを渡
           って真っ直ぐ行く。3つか4つ目の信
           号を右折(右角にたばこ屋、たばことジ
           ュースの自販機。右手の向いは床屋)。
           100mほどして左側の3階建てビルが
           「桜館」。 

     ■《写真右「桜館」の全景=玄関は左の路地から。》

     営業時間 : 12:00〜25:00
        (土、日、祝日は10時から営業) 

     休 業 日 : 不定休   
                   
     料   金 : 入浴料430
                 【注】サウナ=別に200円

     駐 車 場 : 5台 

     ●温泉施設 天然温泉(黒湯=内湯と露天=加熱、循環)
          ※ 冷温泉の足湯、内湯(水道水を沸かした風呂)、
         電気風呂。ミストサウナ(46度くらい。)
                 サウナ(別に200円要す。)

     ■その他
        ※黒湯といわれる温泉は、内湯と露天風呂(3階)
        に使われている。
        【注】露天風呂は、冬季は休み(12月〜3月?)
       ※屋上に休み処がある。缶ビール、ジュースの自
        販機もある。。



《道案内》


■《写真右=「池上駅」を降りたら右手の踏切へ。》
   「池上本門寺」とは反対方向。





■《写真右=「桜館」へは踏み切りを渡っていく。》
   「カドヤ不動産」の看板の方向。踏み切りを渡り道路右側 を行く。














■《写真右=「桜館」へはここを右折する。》
   「たばこ屋」のブルーのひさし。向いは「床屋」。















■《写真右=「桜館」のある通りに来た。》
   「酒のさんしん」のグリーンのひさしの先の「3     階建てのビル」が「桜館」。
    ビルの上の丸い看板が目印。












  ■《写真右=「桜館」の看板》
    建物の前まで来たら、ド派手な看板類が目に付く!   















  ■《写真右=「桜館」の玄関への路地》
    玄関へは、この路地から行く。建物に向かって左。   















  ■《写真右=「桜館」の玄関》
    なかなか雰囲気がよい!下足箱も見える。  















  ■《写真右=「桜館」の「黒湯」》
    待望の黒湯!真っ黒い。透明度5センチ!!   加熱して43度位に設定してあるようだ。     多分、加熱循環の温泉と思う?













  ■《写真右=「桜館」の「冷温泉」》
    こちらも黒湯。黒湯の温度がやや高めなので、     この「冷温泉」(源泉そのままで、17度くらい     か?)の足湯に浸かりながら体を冷やすのだと     説明書きがある。  












  ■《写真右=「桜館」の「内湯」から》
    「桜館」の「内湯」から、電気風呂、ジェット     噴流の浴槽を見る。     この「内湯」と「冷温泉」は同じ側に設置。     共に「黒湯」である。     「内湯(黒湯)」と「電気風呂」の間を抜けて、     3階の「露天風呂」に行く。     途中2階に「ミストサウナ風」の部屋がある。     無料。47度くらい。シャワーが廊下にある。  








  ■《写真右=「桜館」の「露天風呂」(下段)》
    3階にある「露天風呂」(下段)。こちらも黒湯。     屋外のせいか、こちらは42度くらいで適温だっ     た。     浴槽は2つあり、まあまあの大きさ。
    【注】「桜館」は1日〜13日=女性が露天風        呂利用。        14日〜月末=男性が露天風呂利用。       ◆ 冬季(多分12月〜3月)は、露天風呂は休        みとのこと。






  ■《写真右=「桜館」の「露天風呂」(上段)》
    3階にある「露天風呂」(上段)。     もちろん黒湯。
    この「露天風呂」(上段)が最高!
    地元の若い人と談笑・・・「いろいろこの辺の     温泉、銭湯の黒湯を廻ったけど、平成15年に     「桜館」が出来てから、月の後半の男風呂が露     天のときは、ここばかりですね!」と、ほんと     うにここはよい所です。
    なにしろ銭湯だから、430円!     池上線は、蒲田〜池上間=120円!     「安すぎる!」     ・・・・なんでも、「ジュースが30円!」と、     あるホームページで読んでいたのに、試して     みるのを忘れました!     屋上に、ビールと缶ジュースの自販機が確か     にあり、トロピカルムードの「お休み処」も     ありました。     4月〜11月は、「桜館」で露天風呂+缶ビ     ール! 【注】11月1日〜「桜館」の目の前に「湯       上り処」がオープン。・・・ということ       は、露天風呂は10月末で終了かな?


  ■《写真右=「桜館」の「屋上の休み処」》
    屋上の「休み処」・・・トロピカルなムードが     面白い。銭湯の料金430円でここまでサービス     してくれるなんて、「桜館」さん、ありがとう!
    【注】冬季(多分11月〜?か、12月〜3月)は、露       天風呂と「休み処」は休みとのこと。


  ■《写真右=「桜館」の「食事処」》
    「桜館」の2階の「食事処」。     若い女性のお客さんが1組、中年の男性のお     客さんが2組いた(右側の見えない部分=座     椅子タイプの席)。
         椅子席側は、土曜の午後4時頃はご覧のとお     り。まだお客さんはなし。     店の人にお断りして、お客さんのいないカラ     オケコーナーを写真撮影した。










《「久松温泉」のご案内》

《「久松温泉」》
     所 在 地 : 東京都大田区池上3−31−16

   電  話 : 03-3751-0119     

     アクセス : 東急「池上線」の「池上駅」から、徒歩約
         3分。
         【注】改札口を出て、真っ直ぐ。
           本門寺通りの1本左の道(「三菱東京
           UFJ銀行」のビルの左側)を行く。
           ・・・たしか、「三菱東京UFJ銀行」
           の交差点から2つ目の信号を左折。
           100mほどして右側の3階建てビルが
           「久松温泉」。 

     ■《写真右「久松温泉」の全景》

     営業時間 : 10:00〜24:00
        (土、日、祝日は10時から営業) 

     休 業 日 : 火曜(祝日は翌日休)   
                   
     料   金 : 入浴料430

     駐 車 場 : 4台。 

     ●温泉施設 天然温泉(黒湯=内湯と露天=加熱、循環)
          ※ 温泉浴槽(黒湯×2)、気泡風呂、真湯(真水
         沸かした風呂)、ミストサウナ。
              ※ 涼み処

     ■その他
        ※「黒湯」の浴槽は2つあり、1つは47度くら
        いと「超高温」=蛇口があり、適宜「源泉=17
        程度」を注入出来るが、なかなか適温にはなら
        ない。
        もう1つの「黒湯」の浴槽も44度はあろう。
        超高温の温泉に入りたいという人以外は、「久
        松温泉温泉」は向かないかも知れない。
       ※ 2階に「休み処」があるような雰囲気があった
        が、偵察を忘れた。 


《道案内》


■《写真右=「久松温泉」は「池上駅」を降りたら直進。》
   「池上本門寺」の方向だが、「本門寺通り」    の1本左の道を行く。











■《写真右=「久松温泉」の玄関》
   「久松温泉」の看板も品がよく、見落としがち。
















■《写真右=「久松温泉」の「黒湯」》
   「久松温泉」の「黒湯」の浴槽は、並んで2つある。     右は、47度くらいある。中央が1メートルくらい     の深さで、物凄い熱さと重なり、思わず焼けどしそ     うになって、命からがらもがき上がった!
    左の「黒湯」は44度くらい。     それでも、1分も入ったら、「熱い!」という感じ     で上がりたくなる。
    「桜館」で一緒になった若者が、『「久松温泉」の     「黒湯」は、いつ行っても熱すぎる!』と言ってい     たのを思い出した。




■《写真右=「久松温泉」の「涼み処」》
   「久松温泉」の「黒湯」の浴槽の目の前に「涼み     処」がある。     あまりに熱い「黒湯」なればこそ、この「涼み処」     が大好評とのこと。












■《写真右=「久松温泉」の「ジャクジー風呂」》
   この「ジャクジー風呂」は、真水を沸かした風呂で     熱くはない。














■《写真右=「久松温泉」の「真湯(真水の沸かし湯)」》
   この「真湯(真水の沸かし湯)」も熱くはない。

















◆周辺の観光  「池上本門寺」


  池上本門寺は、東京都大田区池上にある日蓮宗の 大本山。日蓮聖人が今から約七百十数年前の弘安 5年(1282)10月13日辰の刻(午前8時頃)、 61歳で入滅(臨終)された。池上本門寺は、そ の霊跡である。   日蓮聖人は、弘安5年9月8日9年間棲みなれた 身延山に別れを告げ、病気療養のため常陸の湯に 向かわれ、その途中、武蔵国池上(現在の東京都 大田区池上)の郷主・池上宗仲公の館で亡くなら   れた。   プロレスラーの力道山や小説家の幸田露伴の墓が あることでも有名である。  【注】アクセス     東急東横線「池上駅」下車、徒歩約10分。 「池上本門寺」の公式ホームページはこちら!







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