2. おすすめの秘湯


◆◆◆◆◆ 小来川温泉 ◆◆◆◆◆
2−15 栃木の秘湯『小来川温泉』
★小来川温泉「福寿荘」の案内(1999.5.30)
小来川(おころがわ)温泉の名前を聞いたことがあるという人は少ないと
思う。ガイドブックにもほとんど紹介されていない。
以前一度ガイドブックで見たことがあったのだが、今回ホームページで紹
介するに当たって、旅館のパンフレットの他にガイドブックで確かめようと、
温泉の本、栃木に関しての観光案内の本等を5、6冊見たのだが、残念なが
ら掲載されていなかった。
小来川温泉の「湯元 福寿荘」は小さな一軒宿の秘湯である。
筆者が、栃木の温泉で地理的に秘湯があるのではないかと目星を付けた場
所に温泉マークがあって、そこが小来川温泉というということを知ったのは
2年ほど前の平成9年のことであった。
そして、いつかは行ってみたいと思っていたところ、平成11年の5月中
旬にテレビ(確か東京12チャンネル)で、小来川温泉(実は、その番組の
目的は、南小来川にある「清流荘」という別の旅館の紹介のついでにちょっ
と放映されたもの)を紹介したので、意を決して5月30日にたずねてみた
のである。
小来川温泉は期待通りの鄙びた温泉で、栃木の秘湯というにふさわしい。
地元の人の話では、何でも昭和40年頃「今市地震」というのがあって、
その時地面が割れてそこから温泉が出たということである。
今回は、温泉ウォーキングのルールに反して、息子のマイカー運転で小来
川温泉の「福寿荘」と南小来川の「清流荘」(湧水の沸かし湯)にも立ち寄
って入浴してきた。
温泉ではないが、「清流荘」もなかなか風情があって、私好みであった。
★小来川温泉「福寿荘」玄関(1999.5.30)
★小来川温泉「福寿荘」の浴室(1999.5.30)
○ 交 通 (鉄道+バス+徒歩)
JR宇都宮線「浦和」発 → 「宇都宮」/
JR日光線乗換え → 今市/バス乗換え →
バス20分乗車 → 小来川温泉下車すぐ
(マイカー利用)
浦和 〜県道22号(浦和越谷線) 〜 明神
町 〜 国道新4号バイパス 〜 庄和インター
〜 五霞町 〜 新利根川橋(有料)〜 上三川
〜 国道352号 〜 壬生(みぶ)バイパス北
〜 壬生通り(日光西街道=352号) 〜 追
分交差点 〜 日光例幣使(れいへいし)街道
(=352号)〜 文挟 〜 県道70号 〜 赤
行 〜 県道149号(=小来川文挟石那田線)
南小来川 〜 鍛冶屋 〜 小来川 〜 小来川
温泉着
○ 秘湯の案内 「福寿荘」は、宿泊も出来る。
料金等は電話で問合せ願います。
リーズナブルな料金だと思います。
・住 所 ・・・栃木県日光市小来川 2254-7
・入浴料 ・・・500円
・電 話 ・・・0288−63−3008

★南小来川「清流荘」の案内(1999.5.30)
「清流荘」は、小来川温泉よりも、少し文鋏(ふばさみ)
寄りである。
国道352号も鹿沼を過ぎると日光例幣使(れいへいし)
街道が、ぐっと趣をなし杉並木のうっそうとした木立に往時
を忍ばせる雰囲気が増してくる。
更に県道149号(=小来川文挟石那田線)が黒川に接近
するあたりから山里の雰囲気がいや増すのである。
「清流荘」のある南小来川の辺りは、今でも子供たちが川
遊びをする位の清らかな流れである。
「清流荘」は、食堂も宿泊施設も併設したかなりの規模の
施設であるが、なかなか自然を大切にしていることがうか
がい知れる。
お風呂は温泉と表示する許可は得ていないが、成分は鉄
分を含み、沸かし湯ながら天然の桧のチップを入れてリラク
ゼーション効果を高めるように工夫をしたり、温泉以上に温
泉らしい雰囲気がある。
お風呂としては、前述の小来川温泉「湯元 福寿荘」にも負
けず劣らず鄙びた趣のある岩風呂が黒川に面して作られて
おり、少し背を伸ばせば窓から「清流荘」の名にふさわしく
黒川の清流が一望できる。
又、「清流荘」のほか、どこにもないという宿泊施設に「貨車
別荘造り」というものがある。
急国鉄の貨車を改造した別荘風建物である。
子供連れの場合には、お子さんが喜ぶことと思われる。
○ 交 通 (鉄道+バス+徒歩)
小来川温泉「湯元 福寿荘」までバスで行き、
そこから約2キロ南小来川(文挟方 面)の方
へ歩く。
(マイカー利用)
浦和 〜 南小来川までは、小来川温泉「湯
元 福寿荘」の項に同じ。
南小来川の一軒宿が「清流荘」である。
○ 秘湯の案内 「清流荘」も宿泊出来る。
料金等は電話で問合せ願います。
リーズナブルな料金だと思います。
・住 所 ・・・栃木県日光市南小来川961
・入浴料 ・・・500円
・電 話 ・・・0288−63−3199
