温泉津はきわめて長い歴史を持つ、山陰有数の温泉。平安時代にはすでにその名が知られていたと言われる。「津」の字の通りただの湯治場としてだけではなく、石見銀山の港町としても発展した。
「藤乃湯」「元湯」等の外湯があり、誰でも気軽に入浴することができる。それぞれ数十年の年月を経た建物で、浴室も昔のままだ。（写真は「藤乃湯」）
完璧に整った歴史的町並みと言った感じではないが、昔懐かしい温泉町の雰囲気がそのまま残っているのは実に魅力的。ちょっと他では見られないタイプの町並みだ。温泉情緒が好きならとにかくおすすめ。なお、平成１９年、「石見銀山遺跡」の一部として、大森とともに世界遺産への登録が決定した。