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若桜wakasa
(鳥取県若桜町・重伝建)

「鬼ケ城」の城下町として発達した、若桜街道の宿場町

若桜は、鳥取県の東端、因幡と播磨の境目に当たる場所に位置する町。若桜という地名は奈良時代の頃からの歴史を持つが、町として整えられたのは鎌倉時代に「鬼ケ城」が築城された後のことである。江戸時代に入って城が廃城された後は、若桜街道の宿場町として発展した。

若桜の町並みを代表するのが、「カリヤ通り」(二枚目写真)と「蔵通り」(タイトル、左写真)である。「カリヤ」とは、いわば木製のアーケードで、青森の「こみせ」や新潟の「雁木」と同様、雪への対策として設けられたもの。蔵通りは、狭い道沿いに土蔵が建ち並ぶ通りだが、これだけの数の蔵がずらりと並ぶ様はまさに圧巻で、他に類を見ないものとなっている。

JR因美線の郡家から、第3セクターの「若桜鉄道」が通じている。写真は、駅前の通りから見た若桜駅。いかにも山間にある小さな町の終着駅、という風情が好ましい。多聞にもれず、やはり経営は苦しいようだが、頑張って欲しいものである。

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