(島根県出雲市) |
島根県の出雲市大社町と言えば、出雲大社の所在地として全国的に知られる場所である。大社の周辺は杵築郷と呼ばれ、古くから社家町・門前町として繁栄した。現代でも旧参道沿い(左写真)などに、その名残である古い町並みが見られる。 特に見事なのが、大社の東側に位置する真名井の社家通り(タイトルおよび左写真)。神官の住居が集まる社家町で、現存する社家町は他に京都の上賀茂(上賀茂神社)と奈良の高畑(春日大社)、それに安芸宮島の滝小路(厳島神社)程度しかないため、きわめて貴重である。 表参道に当たる「神門通り」にも、古い町並みが見られる。この通りは近年、「縁結び」をテーマとした観光地として非常に人気で、若い女性の姿が特に目立った。もっとも、少し裏通りに入れば観光客はまばらで、静かな町並み散策を楽しむこともできる。
→旧バージョン(「真名井」)
→町並み写真館「上賀茂」
→町並み写真館「高畑」
→町並み写真館「安芸宮島」