富田林町tondabayashi-cho |
富田林町は真宗興正派の寺院、興正寺を中心として築かれた寺内町。今井町同様通りは格子状になっており、タイトル写真左側の「鼓楼」は町の中心部近くにある四つ辻の角に建てられている。 現存の度合いにおいては今井町に及ばないが、これはむしろ今井町が特殊だと見るべきだろう。非常に大規模な歴史的町並みである。富田林市は大阪のベッドタウン。人口900万の大都市圏にこれほどの町並みが残ったのは奇跡に近い。 他の寺内町もそうだが、町の区画に一歩足を踏み入れただけで、風景が全く変わるのが面白い。周辺部は、全くただの市街地なのである。最初に訪れたときは道を間違えて、たどり着くのに少し苦労したのだが、通りの彼方にこの風景が見えてきたときにはかなり感動したのを覚えている。ちなみに今回で、富田林町は3バージョン目となった。これで最終形だと思います。
→テーマ別写真館「寺内町」
→重伝建地区一覧
→初代バージョン
→旧バージョン
→「富田林寺内町の古い町並みを歩いてみよう」(町並みブログ)へ