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四間道shikemichi
(名古屋市西区)

大都会の真ん中に残る、土蔵が建ち並ぶ貴重な風景

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四間道は名古屋駅から東へわずか数百メートル、まさに大都会の真ん中であるにもかかわらず、古い町並みがまとまって残るという貴重な通りで、名古屋市の町並み保存地区に指定されている。江戸時代に大火に遭った後、道幅を当時としては広い四間(約7メートル)へと拡張したことから、この名がついたとされる。

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通りの東側に、白壁などの土蔵が建ち並ぶ風景が特徴的で、その連なりは写真の通り、かなりの距離に渡る。元々大火からの再建によって生まれた通りということで、この土蔵群は防火帯としての役割も担っていた。通りの反対側には町家も並び、実際に歩いてみると、左右で全く異なる景観となっているのが面白い。

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土蔵や町家を利用したカフェなどの店なども多く、近年では観光地としても人気のようで、訪問時も何人もの観光客を見かけた。通りから少し裏に入って見ると、狭い小路にもやはり古い家屋が多く残っており、巨大都市の都心近くとは思えない風情がある。「那古野」という町名からも分かる通り、この一帯は城下町名古屋の中でも最古の歴史を持つ区域で、そこにこのような景観が残ったことは幸いだったと言えるだろう。



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