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 塩飽本島shiak-honjima
(香川県丸亀市・重伝建)

塩飽水軍の本拠地として栄えた、特異な歴史を持つ島

塩飽本島は瀬戸内海に浮かぶ小さな離島で、瀬戸大橋のすぐそばにある。島の東北に位置する笠島集落には、かつて塩飽水軍の本拠地があり、いわば城下町として繁栄した。現存する町並みも実に立派で、小さな島にこれだけのものが残っているのには感心させられる。

かつて島の行政を執り行っていた、塩飽勤番所。塩飽は江戸時代、自治権を認められており、住民の中から選出された四人の代表によって行政が行われるという、非常に珍しい制度を持っていた。この辺りの歴史にも、ただの離島とは違うものが感じられる。

現在の塩飽本島は、実に静かな島である。観光施設は皆無に近く、食事をするのにも苦労するほどだ。一時はリゾート施設もできたようだが、すでに廃墟となっていた。とにかく、ひたすらのんびりとした時間を過ごすことができた。

→重伝建地区一覧
→紀行文「瀬戸内町並み紀行 chapter4」

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