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大原ohara
(岩手県一関市)

一関と三陸海岸を結んだ今泉街道の宿場町

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岩手県の南端近くの山間部に位置する旧大東町の大原は、一関と三陸海岸方面を結んだ今泉街道の宿場町として発展した町。現在でも国道343号が通る交通の拠点だが、気仙沼へ向かう大船渡線がこの町を通らなかったことから衰退し、昔ながらの風景が残されることになった。

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ほぼ一直線のメインストリートとなっている旧国道343号沿いに、蔵造りの民家が点在する。最も見事な町並みが見られるのは大原郵便局付近の一帯で、「四季の友」の醸造元であった旧金野酒造店(現在は陸前高田の酔仙酒造傘下)のきわめて立派な赤瓦の建物(タイトル写真参照)が目を惹く。

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町並みのすぐそばを流れる「砂鉄川」は、その名前の通り良質な砂鉄が採れた場所で、この一帯ではたたら製鉄も行われていた。大原は奇祭「水かけ祭り」でも知られ、極寒の2月にこの通りを裸の男たちが駆け抜け、沿道の人々が一斉に水をぶっかける様子が見られる。参加してみたい、とは思わないが、見るだけならちょっと面白そうではある。



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