(滋賀県長浜市) |
長浜は、羽柴秀吉が築いた長浜城の城下町として広く知られる町である。秀吉が市街地を整備し、「楽市楽座」として商業の振興に努めたことによって繁栄した。城が無くなった後にも北国街道の宿場町として、また大通寺の門前町として賑わいを保ち続けた。 北国街道沿い等に残る古い町並みを生かした「黒壁の町」として観光化に見事に成功した町であり、特産品として考え出されたガラス工芸も人気を博している。今やテーマパーク的な印象が強いが、実は現存する町並みのレベルは高く、第一級の歴史的町並みであると言っても良いだろう。 埼玉の川越と並び、長浜の成功は各地自治体の羨望の的。相変わらずすごい人出で、撮影に苦労した。確かに、きれいなガラスを見たりしながらこの町を歩くのはなかなか楽しい。みんなこうなってしまっても困るのだが、町並み散策入門編としてこういう町がいくつかあっても良いとは思う。
→旧バージョン