1. まちなみ街道トップページ
  2. 町並み写真館
 

 

 

 

 

 

三国mikuni
(福井県坂井市)

北前船の寄港地として栄えた、九頭竜川河口の港町

福井県を縦断するように流れる九頭竜川の河口近く、日本海に面した三国は、古くは中世から港町としての歴史を持つ町である。江戸から明治時代にかけては北前船の寄港地として日本海側屈指の港町へと発展を遂げ、現在でも越前カニが水揚げされる漁港として賑わう。

九頭竜川に沿って細長く続く市街地のあちこちで、古い町家の並びが見られる。特に下新町周辺には、妻入りと平入りの中間的な造りが特徴的な「かぐら建て」の旧岸名家住宅(左写真、左側の町家)や旧森田銀行の洋風建築が集まり、独特の景観を形作っている。(タイトル写真)

三国は花街としても全国的にその名を知られ、数多くの遊女を抱えていたという。左の写真はかつて遊郭のあった出村の町並み。手前の橋は「思案橋」と呼ばれ、遊郭に行こうか戻ろうかと思い悩む場所であったことからこの名がついたという。なお、歌で有名なのは長崎にある同名の橋のほうである。

→テーマ別写真館「ローカル鉄道の走る町」

まちなみ街道トップページへ

写真館INDEXへ