(岡山県笠岡市) |
笠岡諸島の南端に位置する真鍋島は、古くから海上交通の拠点として繁栄した島。平安時代の末期には藤原氏の一族である真鍋氏がここに水軍の本拠地を置き、周囲の島々を支配下に置いた。西行法師もこの島を訪れ、「山家集」には島について詠んだ歌が残る。 現在の真鍋島は、古くからの漁村の趣が残るのどかな島である。しかし島の中心である本浦の集落には風格のある立派な家屋も多く見られ、真鍋氏の城下町としての名残が感じられる。また、隣の岩坪集落には真鍋氏代々の墓と言われる五輪石塔群も存在するなど、歴史が色濃く残る島だと言える。
瀬戸内ののどかな離島、を絵に描いたような非常に雰囲気の良い島で、帰りの船の時間が来るのが残念なほどだった。最近では猫の島としても有名なようで、実際船から下りた途端に猫軍団に取り囲まれる
ことになった。猫写真を撮りに行くスポットとしてもおすすめです。