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(山形県金山町) |
山形県の北東部、秋田県境とも接する場所にある最上郡金山町は、福島から青森までの東北地方を縦断するように結んでいた羽州街道の宿場町。その名の由来は、近隣の谷口銀山からと言われているが、同じ県内の銀山温泉と異なり、こちらは金山という地名が残ったのが面白い。戦国時代には、金山城という城も置かれていた。 1960年代ごろから、伝統的な景観を残そうという動きが起こり、「金山杉」を用いた伝統的な家屋を増やす取り組みが始まった。川崎家(タイトル写真)、岸家(3枚目の写真)などの明治・大正期の建物と近年の建築とが、見分けがつかないレベルで同居しているのが特徴的。 町のシンボル的な存在、「金山大堰」の水路。1970年代に整備された農業用水路だが、町並みと調和するような配慮をした設計となっていて、すっかり風景に溶け込んでいる。女性旅行家のイザベラ・バードが、この町の素晴らしさについて絶賛したことが知られているが、そんな歴史に恥じないような取り組みに成功していると言えるだろう。


