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金城町kinjo-cho
(沖縄県那覇市) 

城下町首里の面影を今に伝える、石畳の通り

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首里城の南側、安里川(金城川)へ向かって続く急な斜面の途中にある金城町の石畳道は、かつての首里城城下町の面影を残す通りで、日本の道百選にも選ばれている。元々は、首里城から那覇の港まで10キロ以上続いていた「真珠道(まだまみち)」という官道の一部で、現在まで残るほぼ唯一の遺構ともなっている。

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急坂に沿って「あいかた積み」の石垣が続き、路面は琉球石灰岩の板が敷き詰められた石畳となっている。石畳の美しい古都と呼ばれた首里の町の姿を今に伝える場所は、沖縄戦による被害もあってここ以外にはほぼ現存せず、この景観は極めて貴重。沖縄本島全体においても、有数の町並みだと言える。

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石畳道のそばに残る、「金城大樋川」と呼ばれる「樋川」。岩盤の奥から湧き出た水を水路で引いてきて貯水した水場で、「村ガー」(共同井戸)として周囲の住民の生活用水として用いられた。首里城下における当時の生活が忍ばれる遺構だが、それにしても石組みの立派なことに感心する。石畳道は人気の観光地なのだが、訪問時は12月の早朝(それでも充分暖かかった)ということもあって、ほぼ無人の状態で散策出来た。

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