堅田katata |
大津市北部の拠点であり、近年住宅地としての発展も目覚ましい堅田の町だが、元々は琵琶湖の水運・漁業の中心として賑わった町である。湖岸近く、有名な浮御堂周辺のエリアに、古い入り組んだ町並みが残る。 かつて堅田には「堅田湖族」と呼ばれる人々が住んでおり、琵琶湖の各種利権を一手に握っていた。町は自治権を有し、三豪族と呼ばれる有力な家が中心となって、町を運営していた。「天然図画亭」など、彼らの残した文化遺産が今も見られる。 琵琶湖を代表する景観の一つ、浮御堂。ここに限れば訪れる観光客も少なくはないのだが、周辺の町並みを散策する人は少なく、非常に静かな雰囲気の町である。
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