弘前 hirosaki(青森県弘前市・重伝建) |
城下町としての弘前の歴史は、十六世紀の初めに弘前城がこの地に置かれたことに始まる。非戦災都市であるため、市内の各所で歴史を感じる風景が見られ、城の北側の仲町重伝建地区(タイトル写真)周辺には武家屋敷町などの古い町並みがまとまって残っている(左写真は重要文化財の石場家)。 古くからの中心都市であることを示すように、弘前の市内には洋風建築が多数残されている。特に、城の南側には旧弘前市立図書館や東奥義塾などの建物が集まっており、その中でも最も目を惹くと思われるのが、青森銀行記念館となっている旧第五十九銀行本店(左写真)。こちらも重要文化財となっている。 弘前のシンボルとも言える、弘前城天守閣。弘前城は桜の名所としても広く知られ、さくらまつりの時期には全国から多数の観光客が訪れる。なるほど確かに、城内の至る所に満開の桜が見られるその眺めは、素晴らしいものがあった。
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