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赤岩akaiwa
(群馬県中之条町・重伝建)

江戸・明治期の養蚕農家が、多数残る集落

中之条町の六合村(くにむら)は群馬県の北西、長野県との境に位置し、村のほとんどが山林となっている。赤岩は村を流れる白砂川沿いの高台に位置する小さな集落で、群馬における伝統的な養蚕集落の特徴を残していることで知られる。

二階建てや三階建ての巨大な民家がいくつも残っている。これが養蚕農家で、本来はこの二階・三階部分が養蚕に用いられていた。まるでベランダのように見える「出梁」が、特徴的である。特に立派な造りの「湯本家住宅」(左写真)には、高野長英がかくまわれていたことがあったという。

最近の重伝建地区に良く見られる傾向だが、建物一つ一つをきちんと見れば立派なことが良く分かるのだが、一見しての景観は普通の山村だから、観光客向けではないだろう。観光地化は悪ではないし、重伝建としての知名度はそばに観光施設を作るなどして生かしていけばいい(「長英の隠れ湯」という温泉も出来ている)と思うが、この集落は静かなままであって欲しいような気がした。

→重伝建地区一覧
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