更新2019/09/11「ことば・言葉・コトバ」Exciteブログへ

私家版 渡辺知明『表現よみのすすめ』(初版2005)


 序 章 表現よみのすすめ 16ページ
1 わたしと表現よみ
2 書く力・読む力
3 表現よみの心がけ
4 表現よみのはじめ方

 第1章 朗読と表現よみ 15ページ
1 黙読と音読
2 アナウンサーの朗読
3 俳優の朗読
4 朗読と表現よみ

 第2章 表現よみとは何か 15ページ
1 よみの主体と表現
2 表現よみとは何か
3 表現よみのテキスト
4 理解と表現の統一
5 よむことの表現性

 第3章 小説と語り手 17ページ
1 なぜ小説をよむのか
(1)散文としての小説
(2)小説の文章の自立性
(3)小説の文章の多様性
2 小説のかたち
(1)語り手による分類
(2)語りの文体の分類
(3)語り手の見分けかた
(4)小説のかたち

 第4章 小説と人物 20ページ
1 人物のコトバの三種類
(1)会話による人物のコトバ
(2)人物のコトバ――間接話法
(3)人物の内言の引用
(4)「語り手」の特権――漱石の作品から
2 語り手と中心人物
(1)語り手のコトバにうめこまれた人物のコトバ

 第5章 記号づけのしかた 23ページ
1 記号づけの意義
2 記号づけの方法
 A 作品の構造をとらえる記号づけ
(1)「 」カギ
(2)( )カッコ
(3)〈 〉ヤマカギ
 B 文の間(マ)をとらえる記号づけ
(1)間(マ)
(2)区切り
(3)切りかえ
(4)ツナギ
 C その他の記号いくつか
(1)行がえ(転調)
(2)内容の切れ目
(3)アクセント
(4)プロミネンス
 第6章 作品をよむ―太宰治「思い出」 18ページ
1 作品をとらえるよみ方
2 作品のよみ方
(1)書きだしと作品のトーン
(2)語り手をとらえる
3 「思い出」のよみかた
(1)「朝、眼をさますと……」
(2)「私は背が高かったから……」
(3)「みよは、右手の附根を左手で……」
(4)「その日の午後に、私は……」
4 エピソードの展開とまとめ

 第7章 発声と発音の基礎訓練 20ページ
1 発声と発音の基本
(1)発声のトレーニング
a深呼吸の練習
bうがい式発声法
c「んー」の発声法
d ストロー式発声
e 息つぎの練習
f おどし式発声法
(2)口の体操
a アオ、アオ……
b オエ、オエ……
c イエ、イエ……
d ウイア、ウイア……
(3)舌の運動
a レロ、レロ
b tuku taka teke
c 母音の発音

 第8章 表現よみのイメージ訓練 15ページ
1 コトバのイメージ練習
(1)単語
a 色のイメージ練習
b 自然とコトバのイメージ練習
c 声の距離感の練習
d 一人称と三人称――「私」と「彼」
(2)文の表現練習
(3)文と文との表現
a 十一種類の接続語
b シャドーイング

 第9章 発表会と作品構成 22ページ
1 表現よみと聞き手
2 聞き手への表現意識
3 よみ手の間・聞き手の間
4 発表の時間と内容
5 作品構成の原則
6 作品構成「富嶽百景」

 第10章 表現よみと朗読の未来 14ページ
1 「朗読」の考え方
2 「朗読」のための理論
3 「よむ」ことと表現すること
4 声のコトバの未来