ス ダ ジ イ(釜利谷市民の森)
膝ついて椎の実拾う子守かな(虚子) 原始時代の草や木がまだそのまま残っているような釜利谷市民の森の浅間塚広場にはひときわ大きなスダジイの古木が目につきます。 椎の実は日本では農業生産が発達する前は重要な食料であり古くから人々の間に親しまれてきたようです。古事記にも「後姿は小楯ろかも歯並は椎菱如す」(巻中・応仁天皇)と乙女の歯並びの美しさを椎の実の形にたとえています。 枝はほだ木として椎茸の栽培に用いられますがシイタケは椎の木によく生える茸(タケ)ということから命名されたといわれます。 ●横浜市指定名木 樹齢320年、幹周4m80、樹高16m ●釜利谷市民の森へは京浜急行金沢文庫駅西口より |
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シイ(椎) ブナ科の常緑高木。 ツブラジイ(コジイ)とその変種スダジイ(イタジイ)がある。暖地特に海岸地方に多く、うっそうとした大木になる。葉は皮質で裏面は淡褐色、5〜6月頃香りの強い小花を雌雄別々の穂状花序につける。果実は先のとがった卵円形で食用とし特にツブラジイの実は美味。 材は建築・器具に用いる。また椎茸栽培の原木とする。 (広辞苑) |
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