黄  梅(瑞泉寺)

 
 梅一輪いちりんほどのあたたかさ(嵐雪)

 早春の紅葉谷には淡黄色の梅の花びらが人々に春の訪れが近いことを知らせています。

 瑞泉寺は嘉暦2年(1327)夢窓疎石が開山、のち足利基氏が中興した禅寺でかっては関東十刹の首位でした。 本堂裏の庭園は鎌倉時代の枯山水式庭園として有名。

 境内は16万uにもおよび、梅のほか、水仙、桜、牡丹、萩、桔梗など「花の寺」とし親しまれています。

 ●あ し 京浜急行バス大塔宮下車徒歩15分
 花の見ごろ 2月中旬〜3月中旬(但し気候状況によって変わりますので事前照会をおすしめします。照会先 鎌倉観光案内所
  (Tel 0467-22−3350)

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 瑞泉寺の黄梅(おうばい)

 和名黄梅はモクセイ科の落葉低木で「迎春花」とよばれていますが瑞泉寺の黄梅(鎌倉市指定天然記念物)は俗称であり、バラ科ウメ亜属に属し園芸上は野梅系の一般的な梅の一種類です。
 花は退化し小さくなった五弁で香りが強く、花弁にくらべて雄しべが長いのが特徴です。

 (朝日百科・植物の世界より)