キンモクセイ(東慶寺)

 
 JR北鎌倉駅に近い東慶寺の門前からは黄金色の小さな花とともにふくよかな甘い香りが漂ってきます。

   歩みきてふとしも匂へ山の手の
          日の照る坂の木犀の花 (太田水穂)

 東慶寺は弘安8年(1285)に、北条時宗の夫人覚山尼が
尼寺として開き、縁切寺(駆込寺)として有名でした。境内にはこのほかウメ、ボタン、サルスベリなど四季おりおりの花々の下に名門の息女たちが眠っています。

・東慶寺までのあし  JR北鎌倉駅から徒歩3分

・花の見頃 10月上旬〜中旬、ただしその年の気候状況によっ
 て変わるので事前の照会をおすすめします。(照会先鎌倉観
 光協会TEL 0467−22−3350)

次   へ

 トップページへ

 きんもくせい(金木犀)                 モクセイ科の常緑小高木。
 中国原産の鑑賞用植物で古くから庭木とされる高さ約3メートル。
 葉は狭い長楕円形、革質で堅い。雌雄異株。
 日本のものはすべて雄株で結実しない。
 秋橙黄色で芳香の強い小花多数を開く。
 漢名丹桂。   (広辞苑)

 
・花言葉は 「謙遜」です