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あらはなる秋の光に茎のびて
曼珠沙華咲くただひとつにて 〔歩道〕佐藤佐太郎
ヒガンバナは中国原産で日本には縄文から弥生時代に渡来しま
した。鱗茎(地下茎)に有毒成分を含むため、ネズミや獣による土
葬の死体荒らし対策に墓地などに植えられました。
秋の彼岸の頃に咲くから「彼岸花」、墓地に多く咲くことから
天上に咲くという意味の「曼珠沙華」の名がつきました。
ヒガンバナは古くからの渡来のわりには古典に登場することは
ないといわれますが、例外として『万葉集』(巻十一・二四八〇
柿本人麻呂歌集)の「壱師花」(いちしばな)が、ヒガンバナと
する説もあります。
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花言葉 また会う日を楽しみに |
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