び ゃ く し ん(光傳寺)
柏槇(びゃくしん)は昔から禅問答の題材に採り上げられたこともあり、禅寺に多かったのが次第に神社仏閣一般に広がったもののようです。関東周辺では城願寺(湯河原)や建長寺(鎌倉)のものが有名ですが、いずれも禅宗のお寺です。 光傳寺の柏槇はこの木独特のねじれを見せて、御本尊の阿弥陀如来を静かにお守りしています。 ・横浜市指定名木 樹齢500年 幹周3メートル 光傳寺は常見山無量院と号し浄土宗のお寺として1573年の創建とされていますが、寺の縁起によれば御本尊の阿弥陀如来は御首が春日の彫刻、胴体は運慶の作とあり古刹を窺わせます。 |
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びゃくしん(柏槇)ーヒノキ科ー イブキともいう。海岸に生える常緑高木で高さは20メートルほどになる。岩手県以南の太平洋側に多く、四国、九州に分布する。幹はねじれることが多い。海からの風になびくような樹形となり、樹皮は赤褐色、葉は鱗片状で花は4月に咲く。球果は粉白を帯び翌年の秋に熟す。 |
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